2006年08月30日

悲しい。 けれど一緒にいたら身がもたん

08302006.jpg水曜日だよ。 レディースディで1000円で映画が観られるのはやはりありがたいのであるよ。 

『ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男』を観てきました。 以前『フーリガンズ』に一緒に行ったOちゃんと行きました。  「アタシでも知らんぞ、ブライアン・ジョーンズ時代のローリング・ストーンズ。 ROCK聞くとは思えないけど、なんでよ?」と今回も????のお誘いでしたが、前回一緒に行った『フーリガンズ』で出演していたレオ・グレゴリーに“はぁと♪”になったとかですよ。 ふむ、確かにカッコよいかも♪ 今回はその彼が主役のブライアン・ジョーンズ役でございます。 似てた。 他のメンバーのそれとなく似てた(^^)

'69年7月3日、イギリスのBBC放送はこう報じた──「ローリング・ストーンズのギタリスト、ブライアン・ジョーンズが自宅のプールにて死体で発見された。享年27歳」。
'63年のデビュー以来、世界最高の怪物ロック・バンドとして君臨する“ローリング・ストーンズ”の創始者であり、リーダーでもあったブライアン・ジョーンズ。セックス、ドラッグ&ロックンロールを体現し、'60年代のアイコンだった彼を襲った突然の死は、事故と発表された。しかしいまだ、他殺、自殺…とさまざまな憶測が流れている。
真相は“他殺”である。そう導き出したのが、映画「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」だ。10年以上を費やして集められた、彼の死に関する著書、検視官の調査結果、関係者の証言。さらに、死の“目撃者”でありストーンズのマネージャーでもあったトム・キーロックをコンサルタントとして招いている。
一体、ブライアンの身になにが起こったのか…?本作は、ロック・ファンはもちろん、目の高い映画ファンをも唸らせる、一級のエンターテインメントである。

さすがに、この当時のストーンズは実体験では知らないわけだが、一回り程姉さんの友人Mちゃんによれば、遠い極東の日本にいても当時のROCK小僧・小娘には衝撃のニュースであり、「あまりのインパクトで今でも鮮明に覚えている。」んだそーだ。 

映画は「当時のロック・スターはこんな生活してて命縮めていたのですなあ。」と納得できる話です。 プライドの高い人や人気者になればなるほど、人間寂しくなってくると他の助けを求めたくなるわけですね。 有名人の光と影がよく描かれておりました。 この時代のセックス、ドラック、ロッケン・ロール~はこんな感じだったのだろうねえ。 寂しく、悲しい男の物語であります。 

オリジナルタイトルの『STONED』は「ドラッグやアルコールで人間やめちゃってまーす。 グデングデンでーす。 ぼーっとしていますー。」ってな時によく使用される単語。 随分と過激なタイトルだなあ。 でも、その言葉がぴったりだったのだ。 
日本オフィシャルサイト内に試写した有名人のコメントで、キースやミックやチャーリーは、この映画を見たのか? どう思ったのだろう?というようなコメントがあったけれども、私も映画を観つつ同じことを思っておりました。 彼らには彼らの言い分は絶対にあるだろうよ。 こんなにハチャメチャやられちゃ一緒にいる方は身が持たないのも理解できるんだ。

映画オフィシャルサイト
ご本人のファンクラブサイト(英語) なかなかご本人も可愛いのだった。

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2006年08月19日

映画、それも邦画3本

テイタラクにすごした日の記憶。

08192006_1.jpg<前菜>
『はちみつとクローバー』
原作のマンガが好きなもので、映画のほうも見てきました。
全席指定席の映画館をついうっかり忘れていたため、スクリーン前に非常に近く、首が痛くなったよ。 

感想は、原作とあそこまで設定が違うと、違和感通り越して、違う話の映画に来たような気にもなるもんですね。 ま、そう考えるといいんでないの? ってところ。 


でも、なんだか物足りない。 クリープのないコーヒー状態(古いな)っていうか…心が満腹にならないというか…「まだ、前菜とスープだけなんですけど?」みたいな…で、やっぱりメインとデザートはいるだろ?って感じで帰りにDVDを2本借りてしまったよ。 それも新作だから翌日返却だ~! そう考えるだけでも面倒だったりもしたけどさ。



08192006_2.jpg<メインディッシュ>
『ALWAYS-3丁目の夕日』
劇場で見たかったのにチャンスがなかった作品。 昭和33年の設定なのでちょいと自分の子供の頃よりは古いのですが、まだまだ田舎じゃ、あんな昭和の風景もあったので懐かしかったですなあ。 カラーテレビも冷蔵庫もすでにあったけど、その前に使ってた白黒テレビも健在だったし、家には氷屋さんがまだ配達にきていたりしました。 家の前には共同井戸もあったっけなあ… と中途半端な懐かしさとホロリとする物語。 特撮やセットが邪魔くさいところもありましたが、それでも心がご飯2杯分食べました!って感じのホンワカな満足感になったのでした。


08192006_3.jpg<デザート>
『有頂天ホテル』
三谷幸喜作品はなにかと好きです。 登場人物が多くて、それぞれのストーリーがどんどん絡み合って最後にひとつになっていく。 時々ゲラゲラ笑ったり、苦笑したり、ホロリとしたりで、特に今日のような<いまひとつ>物足りない気分のときには絶好の鑑賞日ですわ。 うっかり油断すると話が見えなくなる、このよくわからない緊張感がまた個人的にはよろしい♪



心は満腹になってもお腹は空く…。 夜中に食べていいものか? と悩んだものの、作るもの面倒だったので寝てしまう。 ああ、思いっきりテイタラクな日でありました。 

Posted by toto at 01:01 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2006年07月14日

そっちのがImpossible

スパイ大作戦3を観てきました。 ってMI3ですな…

STORY

イーサン・ハントの新たなミッションは、スパイを引退し教官になった彼が、自らの教え子の危機に立ち上がることから始まる。
しかし、それがイーサンの本当の仕事を知らないフィアンセの命を危険にさらし、そしてイーサン自身が、謎めいた暗号名「ラビットフット」の正体を知るかつてない強敵に阻まれ、絶体絶命のピンチに陥っていくことに結びついていく…


以下ネタバレと個人的感想のため今後見に行く人はご注意を。

まー、映画はアクション・ドカン!ドカン!なハリウッド~として見れば面白かったかな。
ただ映画=フィクションなわけだけれど、私的に気になってしまったところはあってどうもねえ。

今回トム・クルーズ演じるイーさん…(誤変換に大笑い)イーサン・ハントが暮らしているであろう場所に4年程住んでいたので、あの辺の地理に詳しかったのが災いし、邪念がどんどん入って、ちょっとなあ…だった。 以下ぼやき。

IMFってワシントンDCにあるって設定だよねぇ…彼の暮らしているであろうノーフォークからワシントンDCまで車で4時間近くかかるんですよ。 そんなホイホイとDCに移動できる場所ではござらん。それなのに、郵便物を受け取りにノーフォークの郵便局まで帰っちゃったりするの? 
どうしてもっとDC近郊の街の設定にしなかったの? が最初の邪念。 しかし、これには「ああ、ここをアクションシーンとして使いたかったのね。」と納得する場面がでてくる。 それがチェサピーク・ベイ・ブリッジになるのだが…しかーし、囚われた敵の奪回で襲われるアクションシーン満載のチェサピーク・ベイ・ブリッジの橋(と途中はトンネル)通ってはワシントンDCには帰りませんって! ノーフォークには軍施設が沢山あるから敵を海外で捕らえて軍の基地内の飛行場に降りたとしよう、しかし、ノーフォークからヴァージニアビーチ入ってあれ使って北上するとDC越えちゃって、おまけに信号ありの国道に入るから戻るのに時間がかかるのよ。 もっと北上、たとえばNYに行くなら利用するけれど、DCに行くんだったら通常のハイウェイ使うって! とか邪念が入って入ってしょうもなかった。 まあ、それを言い出したらベルリンへ一日で帰ってこれるのか?とか、なんで上海なのか?とか、バチカンにする意味あった? とか、いろいろ出てくるのだけれどさ。 ストーリー的にもちょっとねぇだったし。 前2作のが俄然よかったな。
今回はアクションだけが売りで作っちゃいました!、のあまり奥深くない映画だった。 期待するのが悪いかな?…

でも、ディヴィアン役のフィリップ・シーモア・ホフマンの「敵ぶり」は素敵でした。 悪役はゾクゾクするような人ってのがよろしい。

Posted by toto at 23:34 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2006年07月05日

闘争よりもアタシは逃走

07052006.jpg暴力が俺たちの美学!!
1979年「さらば青春の光」、
1996年「トレインスポッティング」……
そして今、ぼくたちのバイブル映画が誕生した!

こんなコピーの映画、どうでしょう? ちなみに上記2作品は公開時に見に行っております。 英国系映画は挿入曲と映像のマッチ具合がたまらなく魅力です。 といっても「さらば青春の光」は当時The PoliceのSTINGが出ているからって理由だけで見に行ったため、当時お子様だったものでよくわからんかった??って状態だったけれどさ。 

フランスvsポルトガル戦に控えての早起きのため、さっさと寝ようと思っていた日、Oちゃんが行こうよ!と誘ってくれた映画に行ってきました。 「HOOLIGANS」 ちなみにOちゃん、今回のW杯もほとんどみておらん蹴球全然わかりません!な人で、それでも私がギャーギャー毎回叫んでいるので「今日はどっちが勝ったの?」って朝っぱらにメールを送ってくるような子です。 なんで、またこの映画?  それも水曜日のレディースディは1000円とかやってない通常料金のミニシアター系ですぜ? 私すら行こうかな?と思っていても遠出するの(というほどでも普通の人ではないだろう家から40分ありゃ着く映画館だが)面倒だからDVDを待つつもりだったんですよ。

ロード・オブ・ザ・リングのイライジャ・ウッドが出演しているのだそうです。 さよか(^^;)

ストーリー

友人の罪をきせられ、ハーヴァード大学を退学処分になったジャーナリスト志望のアメリカ人青年マットは、誰ひとり頼る者もなく、傷心のまま姉の住むロンドンへ渡った。そこでイギリス人ピートと出逢い、サッカー・プレミアリーグの試合に誘われる。ピートはウェストハム・ユナイテッドのフーリガン・ファーム、GSE(グリーン・ストリート・エリート)のカリスマ・リーダーとして君臨していた。彼らには固い団結力と、国中でもっとも畏怖される集団になる、という目的があった。ピートに認められ、GSEに迎え入れられたマットは、次第に失っていた自信を取り戻し、力のみなぎるような快感に身を任せるようになる。サッカーなど全く興味がなかったマットだが、次第に危険かつ陶酔的な暴力の魅力に取り憑かれ、”フーリガン”の世界へと埋没して行くのだった。

キャスト
イライジャ・ウッド
チャーリー・ハナム
クレア・フォーラニ
レオ・グレゴリー
マーク・ウォーレン


なんなんでしょ? この情熱ってのは? もうフットボールは置いといて喧嘩上等!の世界。 といっても大半のみなさんは日常は通常の仕事をしているのに敵対チームサポへはアドレナリンの蛇口ひねってジャージャー出しっぱなし。 昔の日本のヤ○ザ映画やイタリアン・マフィアな映画に近いものがあるなあというのが感想です。組を守っての対立、むんむんな男の世界ですなあ。 女 子供はすっこんでろ!な、いやー言われなくてもすっこんでますよ!ってところです。

んー、欧州蹴球にはまったのは、サポの(この映画のサポに比べれば)ある程度のエキサイトな状態を身近に感じた機会があったからで、これぞフットボール!とこっちも血沸き肉踊るになったわけですが、やっぱりここまでくると身の危険を感じて近寄れませんな。 闘争本能よりも逃走本能が勝つよ。 英国若手俳優もみなさんいい味だしているし、イライジャ・ウッド演じるアメリカ人の青年を通しての物語はわかりやすくまとまってますが、暴力沙汰の映画が苦手な人には向かないかな。 監督が女性ってのにもびっくりしました。 監督出身のドイツではフーリガンに影響を与えるかも?って理由で公開されなかったそうです。

Posted by toto at 22:51 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2006年06月29日

中休みも蹴球MOVIE

る~る~るるる~(涙目)

スペインさようなら~。
でもジダンにとっては最後の大会なわけで、そこでゴールきめたあの顔みたら、しゃーないなあ…と、毎回この辺でお別れのスペインなので… うーん、うまく文章がまとまりませんぜ。 

スペイン敗退ブルーを癒すために映画にいってきました。 サッカーつがなりで『GOAL!』です。

泣けた。主人公のばーちゃんが、お父さんが、クラブチームの選手が、全ての周りの人がみな素敵で泣けた~。
ロサンゼルスのバーでニューカッスルのユニ着て応援するエゲレス訛りのToon Army(ニューカッスルのサポ)があんなに沢山いるかどうかは?だったりするが、ちょっとした場面でゲラゲラ笑えるところもあったりで、今後の2作目、3作目も楽しみですわ。

GOAL!
サウンドトラック
Happy MondaysやOasisの新曲ありでサントラもよいです。

GOAL! オフィシャルサイト



さてさてこれからはベスト8でございます。 イタリア~! FORZA~!!

Posted by toto at 16:31 | Comments [0] | Trackbacks [4]
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