2004年04月07日
Good Luck
とりあえずはよかったね@岡本選手。
岡本依子、個人資格での五輪派遣を決定涙でアテネ五輪出場を訴えていたテコンドーのシドニー五輪銅メダリスト・岡本依子(32)=ルネスかなざわ=に朗報が届いた。日本オリンピック委員会(JOC)は5日、幹部会を開き、岡本を個人資格で五輪に派遣することを決定した。国内統括団体が分裂した現状のまま、オリンピック憲章の細則を適用しての特別措置。国際オリンピック委員会(IOC)と世界テコンドー連盟(WTF)の承認が必要だが、五輪連続メダル挑戦の道が開かれた。
Yahoo スポーツニュース - 4月6日(火)10時44分 全文はこちら
今回の分裂ニュースを数ヶ月前くらいに知ってからオリンピック憲章読んでもよくわからんねーと言いつつも、「JOC枠ってのはないかね?」と私の周辺では話題になっていたのだが、あった模様♪
選手にとってはやはりオリンピックは別格もの。 どこでも団体での派閥があるのはわかっていても、選手が所属する団体の派閥と分裂に巻き込まれてオリンピックに出場できない。なんてのは悲しいことだからJOCの決断にはよくぞ決定してくださった!な思いだ。 世論を動かして9万5千人もの署名を集め、マスコミにも誰も知らないで終わってしまうかもしれなかった分裂話をお茶の間にも伝わるように活動されたしたご両親や所属チーム、会社の方々の努力が報われてよかった。 といってもこれからIOC(国際オリンピック連盟)や世界テコンドー連盟(本部:韓国)とのツメもあるそうだが、ここで両団体が個人出場資格にNOを言うってのも「ない」とは言いきれないけど可能性は少ないだろう。 とりあえずIOCが先に決定してくれれば全て丸く収まるでしょ。 個人出場だとJOCからの助成金はどうなるの?とかいろいろ細かいことがでるだろうが、岡本さんにはそんな事考えずにあとはアテネに向かって頑張ってほしい。
今回のいざこざで知ったのだが、テコンドーの親方団体も昔政治的理由で分裂してしまったので、ウィーンにある国際テコンドー連盟(ITF)と韓国の世界テコンドー連盟(WTF)とは二つあるそうだ。 お互いの流派が違うのでルールも二つの親方団体では若干の違いがあるらしい。 それでもIOCに所属しているのは韓国にあるWTFだけなのでオリンピックの場合はそちらのルールでの試合となる。 WTFもITFもどっちの流派も日本で稽古されている方が沢山いる模様。
国内の各スポーツ団体には世界中の国の団体をまとめる親方団体がある。 私は世界大会レベルに出場する大会(各スポーツのユニバーシアード、世界選手権、ワールドカップ等々国際連盟団体主催大会)に出場するには各選手が各国のスポーツ団体へ登録し、そこから親方団体への登録をして大会に参加だから、その親方団体に所属している各国のスポーツ協会(スポーツによっては連盟といってる)は各国から一団体のみが所属していると思っていた。(ってより、すでにこの段階で複数団体があるってのがびっくりだった) 有名どころで、FIFA(国際サッカー連盟)には日本からはJFA(日本サッカー協会)、FIVB(国際バレーボール連盟)には日本からはJVA(日本バレーボール協会)、FINA(国際水泳連盟)にはJSF(日本水泳連盟)などなど。 ところが、オリンピックに参加する方のテコンドー団体の親方であるWTF(世界テコンドー連盟)には日本で揉めている両団体(全日本テコンドー協会と日本テコンドー連合)のどちらも所属している。 (ちなみにもうひとつのITFの方は日本国際テコンドー協会ってのがあります。彼らが岡本さんがオリンピックに出場できるようにHPで署名を呼びかけていたのを見て「スポーツを愛するならやっぱり流派を超えてのこの精神だよなあ」と思ったのでした。 ITFとWTFでもきっといろいろあるんだろうけどさ。)
そしてそれらは全て法人化されているものだと思っていた。 でもそういうもんでもなかったのですな。 今もめている両団体は法人化していない、っていうか今後は法人化するなりしなさいよ!と数年前JOCに言われていたころに分裂しちゃったらしい。 今回明るみになった分裂事件だが、結構昔からだったようですね。 法人化されてりゃ多少の派閥争いがあったとしても分裂してしまうことも難しかっただろから選手には直接の影響はなかっただろう。 本当はアテネに向かって練習に集中したい時期なのに、こんな騒動に巻き込まれて全く気の毒な話よ。
法人化するには資金もかかるからあまり知られていないスポーツ競技では難しいだろう。 そんな事もあり各国各種スポーツ団体の協会(または連盟)の役員レベルで名前を連ねていらっしゃる方はもともとそのスポーツに関係していた人よりも政治家や有名企業の取締役とかの著名人が多い。 名誉職なわけで、そのスポーツ知ってるの?な方も沢山いらっしゃると思う(と、言っとく)。 だからそのスポーツを愛しているから選手のためだけを考えて奮闘するってわけでもない人がでてしまった。 選手を大会に派遣するには莫大な資金が動くわけだから、そのために寄付をしてくださる方々はかかせないとしても、やはり選手あってのスポーツ大会よ。 今回の決定を受けて岡本さんのいままで所属していたほうの協会は「出場できたことはよかった」と言ってはいた。 もうひとつの連盟の方は出場することについてはよかったと言うものの、不満タラタラな会見に感じた。 2団体のどちらが正しいのかは私にはわからないからテレビでみた印象だけだが、どうしても選手のことよりも自分の名誉~!って感じに受け取れてしまう。 どっちにしたって今後も全然統一しようなんてお互い思ってないんだろうな。 そしてまた4年後まで引きずるのかしら。
法人化になっていない小さなスポーツ競技を愛し、そのために一生懸命練習して自らの手で勝ち取った出場権利。 まだJOCが決定をだす前のインタビューで、「テコンドーが好きだから今は私は泣いてはいけない。」と言いつつも頬を伝った彼女の涙を見ても名誉職だけを考えて行動してしまった人がいたとしたら恥ずかしいことだ。
あくまでも想像ですけれどね。 そして、協会だの連盟だの連合だの似たような名前ばかりで書いている私もちょっとわけがわからなくなりました。
2004年03月06日
The 125 plus
3月5日の追記です。 ちゃんとマウスの出す矢印で選手人数を数えたつもりなのですが、どうも今日の日本の記事をみていると125人らしいよ。 すみません。
おまけに、神様の選出に非難轟々とな。
ペレが選んだ「世界の名選手100人」に非難が殺到FIFA(国際サッカー連盟)がこのほど発表した「世界の名選手100人」に非難が殺到している。非難は特にブラジルで激しい。当初、FIFAからの要請では100人だった選出人数が125人にまで増えたのは、選考に当たったペレがリベリーニョ、サントス、ファン・バステンらを忘れていたためだという。それでもなお、例えば現アヤックス監督のロナルド・クーマンは選ばれていない。
(中略)
主な選出漏れの選手は、シュスター、ボンホフ、ザマー(共にドイツ)、バン・イムスト(ベルギー)、ドゥンガ(ブラジル)、カセリ(チリ)、イリバル、デル・ソル、ミチェル(共にスペイン)、ティガナ(フランス)、ガスコイン(イングランド)、カブリーニ、リーバ(共にイタリア)、ギグス(ウェールズ)、チラベルト(パラグアイ)、ソティル(ペルー)、ラト(ポーランド)、フットレ(ポルトガル)、ゲオルゲスク(ルーマニア)、ブロヒン(旧ソ連)、ミヤトビッチ、サビチェビッチ(旧ユーゴスラビア)……。スポーツナビ 2004年3月6日 22:21
私が「何故選考されていないの?」と思った選手も主な選手漏れの選手の中にいましたですよ。 十人十色な思い入れってのはあるけど、自分自身にとっては試合を観戦(テレビ等も含む)して素晴らしいゲームと選手のプレイに感動した選手がベストな選手!と頭では解っても、非難したくなるのでしょうねえ、と昨日と違って本日は複雑な気持ちです。 正直言って、私が試合を何度も見て一番感動した選手が最初の選出から外れていたら。。。。と他人の気持ちになって思ってみました。
写真家が撮るサッカー選手、つまりは純粋にArt meets football だけにしておけば非難はなかったかしら? サッカーファンは熱い方が多いからそれでも非難しそうだな。
今後波紋がでるかも?なイベントになってしまいました。 でもこれが原因で東京巡業がなくなったらそれはそれで嫌~。
2004年03月05日
Art meets Football
サッカー好きで美術好きな私が壊れ気味になるイベントが始まりました。 この前のCMといい、今年はなぜか贅沢な年です。
FIFA(国際サッカー連盟)創立100周年の記念イベントの一環で18人の写真家が(生存している)サッカー選手を撮った展覧会です。 題してArt meets football、 たぶん100周年にひっかけて選手も100人にするつもり(タイトルもThe 100だし)だったのにそれじゃ足りなくて123人になってしまったのかしらと想像しています。 なんせ選手を選んだのはサッカーの神様ペレ(ブラジル)、彼が「100人じゃ無理だから123人選んじゃったよ!」と言えばそりゃFIFAでも逆らえまい(笑) 日本じゃナカータ(中田英寿)一人だけど、この中に一人でも日本人が入っただけでもすごいことです。 本当のところ「なぜ○○が入れないのに、△△が入ってるの!」とか思ってしまったりもするのですが、そこは神様の意向、どのような選考理由なのかはわかりません。 それに実はお会いしたことがありまして、握手していただいた時、私が片手を出したのに神様は両手で私の手を包んでくれてお言葉を頂いた幸せ者だったりします。 だから下界の下々な私も彼の選んだ人選にここで選手の実名をだして文句なぞ言いません(笑)
現在特別サイトにて各選手の写真を見ることができます。 ほとんどの選手を知っている自分にも呆れてしまいますが、「ルイス・エンリケ(スペイン)かっこええ~」「ロベルト・バッジョ(イタリア)素敵~」と写真を開くたびに感嘆している姿なぞ人様にはお見せできません。 また昔活躍した選手の現在の写真も面白いし、時の流れを感じます。 試合中にボールを蹴らないで人を蹴るわ、ついでに殴るわの暴れん坊エリック・カントナ(フランス、現在はイギリスに帰化していると思った)なんぞあいかわらずパンクなオヤジ(お腹がでているのはご愛嬌)だし、「空飛ぶオランダ人」なんてキャッチがあったヨハン・クライフ(オランダ)は燻し銀なオジサマだし、皇帝ベッケン・バウワー(ドイツ)はサッカーを知らない人が写真だけみればどこかの実業家のようだし、何人もいる面白いコラージュ写真のミッシェル・プラティニ(フランス)はエリートビジネスマンのようです。 マラドーナ(アルゼンチン)が現役時代の写真ってのもなんだか笑えます。 現在の彼は人生・体格ともに激変ですから、アイドル歌手の「あの人は今」のような番組で激変した姿をみて少なからずともショックを受ける昔のファン心理を考えればそれが妥当!とか不謹慎なことまで考えてしまいます。
3月4日夜にロンドンの大英自然史博物館にて記念式典とチャリティオークションがあったようですが、そこで懐かしの「デュラン・デュラン」が新曲を歌ったとかで、これにもびっくりです。 まだ健在だったのね、デュラン・デュラン。
写真展は10月には六本木ヒルズにも巡業予定です。 選手のサイン入りオリジナル写真はさすがに手がだせない価格ですが、写真集も発売されるそうなのでそちらは多分買うでしょう(^-^)
2004年02月29日
Pepsi Men
ワールドカップの年でもないっていうのにこの贅沢(涙)
最初にみたときは、てっきりスポーツ会社のCMかと思いました。 むーぅ!かっこいい!!! ペプシツイスト発売1周年記念のCMです。デビッド・ベッカム、ロベルト・カルロス、ラウ-ル、王子トッティ、ロナウジーニョが中世でサッカー戦士をしています。
撮影エピソード
・今回のTVCFは、スペインのソリア地方で撮影されました。中世時代風に装飾するために150トン以上もの土が使用され、電話ボックスや街灯などが撤去されました。・今回のスタープレーヤーズのコスチュームは、ラッセル・クロウ主演映画『グラディエーター』の全てのコスチュームデザインを担当したロバート・アルソップ氏が、デザインしました。
・撮影終了後、全ての選手が各自のコスチュームを持ちかえりたいと希望しました。特に、『グラディエーター』のタトゥーを入れているトッティは強く希望しました。
・撮影は30人のクルー及び250人のキャストによって行われ、期間中、最高気温が47度に達する日もあり、600ケースのペプシと1,000ケースの水が消費されました。
サントリー ニュースリリース No.8688-2 (2004. 2. 26)
トッティが頼んでいるシーンが思い浮かんでしまえる~。 野生児ロナウジーニョが30秒でも野生児性が表現されているのが素晴らしい。 やっぱりみなさん、ボール蹴っている姿がお似合いです。 うひゃひゃ♪ ワールドカップ時期のように壊れぎみです。
2004年02月20日
Un Occhio Di Riguardo
サッカーイタリア代表でもあられるトッティの愛されるおバカぶりは日本の一部ファンにはとてもショックだったらしい。 びっくりカメラ(のような番組)には毎回見事にひっかかるし、バラエティ系にも出ちゃう王子。 お国柄ってのは素晴らしいねえ。
その愛されるキャラクターなトッティ王子も参加のチャリティCDちょっと欲しかったりするのよね。
このたび、イタリアサッカー選手連盟がソニーミュージック・イタリアの協力で、“Un Occhio Di Riguardo(労わりの目)”というタイトルのチャリティーCDをレコーディングすることになった。歌うのはおなじみのスター選手、トッティ、ビエリ、マルディーニ、バッジョら。CDは、サッカーバラエティ番組“Quelli Che IL Calcio”の放送中に宣伝され、直筆サイン入りCDは、オークションサイトebayで競売にかけられる。収益金はすべて恵まれないお年寄りのために寄付される。
Yahoo スポーツニュース - 2月17日(火)19時45分
トッティよりもロベルト・バッジオの歌声ってのが気になっている。 さすがに日本じゃ売らないだろうから輸入版コーナーをチェックしましょうか。
タイトルはUn Occhio Di Riguardo(労りの目)、いったいどんな歌なんでしょ?
で、上の記事が気になって、Sony Music のイタリアのHPを見てみたら、デルピエロが選曲したCDってのがあった。 これもお国柄のできる技かな、ちょっと笑ってしまったよ。