2004年06月21日

The 11th Ebi-sama

サッカー寝不足な日々の私にとって今日は非常に長い日でした。 3時半AMからサッカーみてスペインが負けちゃってガックリながらも、仕事やっつけて、夕方には歌舞伎座へ「十一代目市川海老蔵襲名公演」に行きました。 おまけに西日本に上陸している台風のため、東京も朝から湿気がすごいし、歌舞伎座へ出かける時間には大粒の雨が降ってきてあまりお出かけコンディションとお出かけ日和じゃない。 未来予知能力がないから、チケットが取れたときには体調も天気も予測ができなかったしなあ。 はぅ、除湿機付きプラスチックのボールにでも入って転がって銀座へ向かいたい気分。

そんな状態だったのに、出かける時はグズグズだが、行っちゃえば楽しんじゃうのが私。 眠気もなくなって夜の部3作品とも楽しんだのでした。 
でもやっぱり圧巻は海老蔵の「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」でしたわー。 主人公の助六が登場するまで始まってから45分(開演からは3時間以上)もあるんだけど吉原の遊郭が舞台だから遊女の豪華絢爛な衣装といい、現代ギャグがチラリと入って会場大爆笑だったりでお芝居の2時間があっという間に思われました。 花魁「揚巻」の玉三郎やっぱり圧巻の綺麗さだなあ。 中村勘九郎と尾上松緑には笑わせてもらったし、助六海老蔵が蛇の目傘をさして花道から登場する瞬間は私の席からでは見辛かったのが残念だったけれど、舞台栄えする顔というか、あの眼力の鋭さというか、なんともカッコよいですなあ。 

市川海老蔵
十一代目襲名記念写真集

紫の鉢巻。 左で締めると病気療養中となるが、右に締めるとありあまる程の元気がある人になるのだそうです。(イヤホンガイド・小山氏の解説より。 でもなんて表現されていたかは忘れた(--))

今回イヤホンガイドを借りての観劇をしたのですが、話の説明だけではなく、舞台背景や歴史についても舞台の邪魔にならないタイミングのよさで解説が入るので2倍楽しめました。 中でも「助六」の解説をされた小山觀翁さんの解りやすい説明にはホント感動もの、非常にためになりました。 あと後のおば様3人組、休憩の度にいろいろ面白いこと教えてくれてありがとう。 助六と深い中な花魁「揚巻」から揚げ(おいなりさん)と巻き(のり巻き)で助六寿司なんだと知りました。 そんなことも知らずにおいなりさん食べていたら教えてくれました。 一階桟敷席で吉兆のお弁当食べていたら知らないままでしたよー。(ってそんな豪華な観劇なぞできるわきゃないか(^^;))

小山觀翁
痛快!歌舞伎学

面白そうなので早速オーダーしてみることにしました
Posted by toto at 23:56 | Comments [0] | Trackbacks [2]
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