2009年05月11日
12倍
寮生活という独特な環境で過ごしたせいもあり、卒業して随分経過しているけど当時の仲良しは今も集まると子供かっ!とつっこまれるくらいに当時と同じようにたわむれます。 寮があるということで全国、いえ海外からもきていた学校だったのですぐに会える環境にはないけれど、それでもネット文化の発展で昔よりは「近く」になりました。 会えなくても昔よりは情報がだだだっと伝わる。 で、ラッキーにも何かの機会で会うことができれば当時の子どもモード全開。
「桜がみられないかも」って知らせが来たとき、当時の子どもに戻っているもんだから、このデジタル時代にアナログにこだわり「こんなときはメールじゃ伝わらない!」って各自時間を無理やりねじ込んで集まって励ましの色紙を自筆で書いたりしました。 (もちろん賛同した人でのことです。 掲示板利用やメールの話があったりはしました。 でも自筆にこだわった。 自分は東京班まとめ担当だったのでコンタクトがくる同級生の思いにとても感動してた数日間でした。 ここでしか書かないが実は睡眠時間3時間が続いて大変だったんだけどさw)
桜を見ることができました。 今度はあじさいを見るためにGWをはさみ、いい年したおっさん、おばはんが祈りをこめて鶴を折っている毎日でありました。
で、鶴の送付先のお宅には毎日毎日届く宅配便。 「宅配屋さんや、郵便屋さんに「新手の振り込め詐欺の送り先?」と間違われてるんじゃないの?」なんてくらいに毎日毎日何個も届いたようで家にいる同級生の嫁が気の毒でした。
1000羽なんて余裕に超えているんじゃないの? ということで糸を通す作業に猫の手なお手伝いに行きました。 つーか召集令状がきたよ…
貸切にしていただいた店に開封されていく包みから出るわ出るわの鶴の山。 「まとめるのには参加できないから」って飴やらお菓子やらも一緒にでてきます。 途中折り紙の「やっこさん」やら「花」(のよーなもの。 「どうみえても”しいたけ”にしか見えねえ」と私は言っていた)とかも出てきて笑いが起こります。
集合場所は母校の近くだったので、私以外はしょちゅう会って飲んでいるとはいえ、この人たちの会話のかわりのなさは何? 昔話をしているわけでもなく、子どもの学校の先生の話題なんかもでてますが話し方、ボケ役、つっこみキャラ等々全然変わらない。 卒業以来会ってない私にも容赦のないつっこみが入ること入ること(--;) そして、この周辺特有の方言の嵐! そうだ!こいつら地元出身者はこうやって話してたんだ! と軽くジャブ。 くらり…
さらに針に糸を通すとき、鶴に糸を通すとき、
「糸がはいらーん」「やっぱり老眼きてるよねえ…」って話にもなる。 笑う。
みんな一緒に歳とれていいじゃんか。 これからもよろしく歳重ねていこうよねぇ。
鶴、全部で12,000羽だったようです。
飛んでけ想い!