2008年01月30日
スプラッタは苦手だが、
『羊たちの沈黙』から始まったレクター博士関連や、『ミザリー』あたりの、ああいう怖い映画;精神的にゾクゾクきて「うぎゃぁ、やめてぇええええ!」というような映画は好きです。 そりゃラブコメと違う後味がある。 うぎゃああ! と のほほん どちらも好きなんであります。 ソースな粉もの と ケーキ どっちも好きだって感覚と同じやないかね? ほほほ。
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』を観てきました。 ジョニーデップで行く気は60%くらいでしたが、アラン・リックマンがでとるから…な理由で98% あら、スネイプ先生(アラン・リックマンのハリポタ映画での役)のほかにもハリポタにでている役者さんがチラホラ…これで100%。 エゲレス英語はよかですなあ♪
STORY19世紀のイギリス。無実の罪で投獄され、その首謀者に妻も娘も奪われた男(ジョニー・デップ)が、名前も姿も変え、ロンドンのフリート街へ戻ってくる。15年ぶりに理髪店を再開した彼は、理髪師スウィーニー・トッドとして腕を振るい始めるが、彼は目に狂気を宿らせながら、かつて自分を陥れた男への復しゅうに燃えていた。(シネマトゥデイ)
以下ネタバレ
ここのところ映画館へいく機会が少なかったので予告もみておらず、ミュージカルって前情報すらわかってなかったので映画が突然歌いだされてびっくりしてしまったのだった。 トニー賞とったミュージカルの映画版ってことくらい知ってから行こうよ@自分。
途中までは大人しく観ていたのだが、だんだんと
「うえええええ (;´Д`)」 でして、
「にょぉおおおお (((( ;゚д゚)))) 」 っとなって
「や・やめろぉ~ (゜∀。)」 と椅子からずるずる落ちそうになりつつ観ておりました。
さすがに日本じゃ心の声なだけで叫べないのが残念です。 久しぶりに精神的にゾックゾックさせてもらえましたなあ。 ああ、ホントに怖かった。
精神的にゾクゾクする内容な上に、それを楽しそうにミュージカルで「そうか!殺したらパイにしちゃえば処理にも困らないしお金儲けもできるし、一石二鳥でいいアイデアだねぇ~ララララ~♪」とか歌って踊って言われると恐怖も倍層になるものですなあ。 ある意味レクター博士を超えたよ。
男じゃなくてよかった。 床屋行かないからよかった。 当分カミソリを見るだけで背筋がゾゾゾっとなりそうです。
2008年01月26日
日本滞在時間3時間
今日のお昼に豪州から私のもとにEMS便(国際スピード郵便)で届いた一枚のカード、この後欧州経由で北米入りし、西から東へ大陸横断の旅をして、来月誕生日を迎えるある人の手にわたる。
今までの人生で出会った(生存しているが正しい…)友人からの寄せ書きサプライズカード。 五大陸とはいかないけど、誕生日前日まで世界をかけめぐって終点はその誕生日パーティのある東海岸のとある町のレストラン。
私が始めてUSに渡ってすぐに知り合ったから結構な年月友達してんだなあ…と今更だがびっくり。
豪州から書いてきたお祝いメッセージを読むと、会ったとこがある人は数人だが、名前はほとんど知っているというのがおもしろい。 カードを受け取る主人公と過去に話した中で何度か出てきた名前だから覚えている。 企画者はその主人公のお姉さんだが、今回私にEMSを送ってきた人もこの大作戦を聞いたとき「ああ、日本の○○(私)に送ればいいのね!じゃあ、住所教えてね!」と、いともあっさり納得したとのこと。 面白いなあ。 「友達の友達は友達だ、世界に広げよう友達の輪!」 と昔々の「笑っていいとも!」の台詞をつぶやいたりしつつメッセージを書いたら即効で郵便局(本局)へ向う。
日本滞在時間3時間。 なんて贅沢なカードだこと♪
通常の市販カードを10ページはあろうかのノート風カードに手作り改造してあって感心してしまった。
2008年01月22日
お努めご苦労様です。
「ありえねぇ~!」と予告をみてワクワクしていた『24 シーズン7』だけれども、脚本家のみなさんが相変わらずストライキしているもんで延期とな。 しくしく。
そういやジャックことキーファー・サザーランドは度重なる飲酒運転のため年末からムショ暮らしを経験中し、やっと御出所。 なんでも『24』撮影のスケジュールのため2回にわけての刑務所に入所予定が、ストライキのおかげ(?)で1度の長期滞在(48日)ですんだとか。 クリスマスとお正月カウントダウン、そして自身のお誕生日も塀の中だとニュースにあったが、アメリカ人の生活で華々しいイベントがここまで刑務所の中とはさぞ反省のしがいがある日々だった… かな?
反省したよね? きっと… たぶん… しないといかんよ、そろそろ本気で…
2008年01月21日
おしおきだべぇ
んー、昔の手書きのセル画時代のアニメが好きだよ。
リニューアルした「ドラえもん」でも思ったんだよ。
で、今日「ヤッターマン」見てまた思った。
色が鮮やかすぎるのね…。
コンピューター配色な色といいましょうか?
温かみがどーもなあ。
プロでもなんでもない単なる元アニメ好きな者のボヤキです。
本当はヤッターマンよりもタイムボカンの世代です。 なので、私のまわりでは「なぜに今ヤッターマン? なぜにタイムボカンでないの?」な意見多し。 「ポチっとな」はネットショップ全盛の今、よく耳にする言葉だけれど、だからヤッターマンなの? (もともと悪役ボヤッキーが使ったことが起源なんだそう。) タツノコプロは子どものころのあこがれな会社でした。
それでもって、タツノコプロといえば「科学忍者隊 ガッチャマン」
テレビにかじりつき状態で見てました。 キャラクターの絵、昔はソラで描けました。
話もどって、ヤッターマン。 来年には実写版映画もあるんでしょ。 ドロンジョ様は深田恭子ちゃんに決定だそうだが、個人的には杉本彩様しかいないだろうと思う。
2008年01月19日
隠れたカロリー
イチゴはパックで買っても数個食べると飽きる。 それで飽きるなら買うなよ、とは思うがその数個はどーしても食べたいとか思うから買う。 で、残りは痛む前にジャムなんぞを作る。
考え事をしていたので、砂糖の量を「果物の半分」を「果物の2倍」と勘違いし、ドサドサと砂糖をイチゴの上にかぶせていって途中で気がついた。 多分イチゴと同量くらいの砂糖がのっかった。
「参ったなあ」とか思いつつも灰汁をとりつつ煮詰めてみた。 ぐつぐつ、ぐつぐつ、部屋中甘ったるい匂いがたちこめる。 瓶につめた後、かき混ぜていたヘラをぺろり。
「ぐぅぅぅぅううう! 甘すぎ!」 失敗だよ、どーすんだ、この甘い物体…
勿体ないしなあ…と、翌日冷蔵庫で冷えて固まった「甘い物体」をトーストに塗って恐る恐るパクリ。 脳内では「甘い~!」と叫ぶ準備万端!
あら?
あらら?
「アタシって天才じゃねいの?!」
って思うくらい美味しいジャムになっとりました。
しかし入っている砂糖の量を考えるとトースト一枚にしておくのが無難。
2008年01月18日
2008年すでに18日
とっくにあけているけれど、おめでとうございます。
でもって、今年もよろしくお願いいたします。
でもって、2008年が18日も過ぎると、いろいろblogに書こうと思っていることもあるものの、
リハビリ&追加治療でほとんど毎日通院だわ、復職もしたわ、おまけに客人も毎週くるわ…で、
今月はこまめな更新は無理だわあ。
(blog=私の備忘録なので、そのうち過去に遡ってその日の日付でこっそり更新しようと姑息なことを考えております。)
しかし、通院に公共運送機関を利用するとDoor to Doorで1時間ちょい。 車でいくとDoor to Doorで15分。 都会の摩訶不思議なところじゃのう。 今日は寒いし風邪ひきそうだったから運転を選択。 人生初の定期券(といっても携帯電話にダウンロード)のもとがとれるくらいには電車にも乗るだろうけど、やっぱり車のが精神的にも体力的にも楽である。
2008年01月13日
でんぐり返らなくても無問題
(後日姑息に更新なblog)
でんぐり返し封印がどうしてそんなにニュースになるのか今ひとつわからなかったが…
87歳が毎日でんぐり返しして何ヶ月も公演してりゃ、やっぱりすごいか…
3公演越し(年月にすりゃたぶん5年越しくらいか?)の母のリクエストでやっとチケットがとれたのでお付き合いしてきました@『森光子の放浪記』 1回目は公演が始まって随分たってから行きたいと言われたので、もちろん売り切れ。 2回目は建てかえとなった芸術座の最終公演だったため気がついたら売り切れだった。 ということで新劇場に生まれ変わったシアタークリエでのこけら落とし公演第二段の今回やっとチケットがとれたのでした。
『放浪記』
昭和36年10月、「放浪記」は、日比谷・芸術座で産声を上げました。
作家・林芙美子が尾道より上京し、貧困の中で、恋をして、棄てられながら、詩と小説を書き続け、やがて人気作家へとたどりつく先には―劇作家・菊田一夫は、林芙美子の半生を、身近に接した自身の視点から劇化しました。
主演は森光子。関西の喜劇やテレビに出演していたところを菊田に見出されて上京。初めての主役が「放浪記」の林芙美子役でした。
哀歓とリアリティが各場に滲み出る「放浪記」は大好評を博し、森光子は、芸術祭文部大臣賞、テアトロン賞を受賞、初演は7ヶ月のロングラン上演となりました。
菊田の死後も三木のり平が潤色・演出を手掛け、作品は磨き上げられていきます。
初演以来46年間で、積み上げられた上演回数は1858回。
2005年に文化勲章を受章して、女優としての高みに達した森光子。
2008年の正月から、新劇場シアタークリエで、「放浪記」を演じます。
2008年は、菊田一夫生誕100年の記念すべき年です。
森光子の女優人生と共に歩み続ける「放浪記」。
「放浪記」の新たなる挑戦にご期待くださいませ。
テレビでの森さんを見ると、「本当にこの人が3時間もお芝居してんの?」とか少し思っていました。 だって、話し方はゆっくりだし、動作もゆっくりだし… 87歳だもの。 ワイドショーが少年隊のヒガシに恋人発覚?とか騒ぎ出したあたりからめっきり老けてしまわれた感じが…(失礼お許しを)
でも芝居だと全然違うのだねえ。 でんぐり返しはなかったが、それでも踊ったり小走りしたりと機敏なのでびっくり。 そりゃ他の役者さんに比べれば動作はゆっくりだけれど、87歳とは思えない「お嬢さん」ぶりを演じられてました。 いやー役者ってすごいわあ。 実年齢ここまでサバ読めるなんて見習わないといかん! でんぐり返しの場面はあってもなくても嬉しさは伝わるだろう場面だったので、別になくても違和感があるわけではありませんでした。
物語の内容はちと暗くなるというか…しょーもない男に惚れ、貢ぎ、案の定貧乏で…才能が認められて有名にはなったけど、名声&お金=幸せってわけでもなくて… と、ちょっとブルーな内容ですなあ。 「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」という言葉の人だけありますなあ。 ああ、ブルー。 (スミマセン、林芙美子作品読んだことがありません。)
森光子さん役じる林芙美子の友でありよきライバルでもあった日夏京子役は高畑淳子さんでしたが、後半は黒柳徹子さん。 こっちのバージョンもちょっと観てみたい気もします。 もちろん今頃思ったって満席ですがな。
観劇の念願かなった母も満足していました。 でも、劇場名の「シアタークリエ」には不満らしい。
「以前の「芸術座」のままのほうが、歴史も感じられるし素敵な名前なのに!」
とのこと。
確かに、何でもかんでもカタカナにしおって!と、常日頃から思っている私もあまりかっこよいとは思わない名前です。 それもクリエっちゃ何? と思っていたところ、クリエーションからきているようです。 ますますセンス悪いなあ…と思ったのでした。 芸術座のままでいいじゃない? ねぇ?
おまけにまだ劇場名の知名度も低いのか携帯での所要時間ナビ検索で名前がでてこなかった(笑) (これを書いている現在はしっかり候補名としてでてきます)
2008年01月10日
一人五役
(*後日更新blog)
復職と通院でヘッロヘッロなんだが、でもこれは行く。
初春花形歌舞伎
成田山開基1070年記念
通し狂言
雷神不動北山櫻
(なるかみふどうきたやまざくら)
市川海老蔵五役相勤め申し候
海老蔵さん5役! 粂寺弾正、鳴神上人、不動明王、早雲王子、安倍清行 とか演じる役を書いてもよくわかっておらん(--;) イヤホンガイドもあることだし、なんとかなるだろ。
松竹のサイトによれば、
この『雷神不動北山櫻』は、今から約二七〇年前の寛保二年(一七四二)正月に大坂の佐渡嶋長五郎座で初演され、同年七月まで打ち続けるという記録的な大当たりをとった作品です。皆様ご存じの歌舞伎十八番『毛抜』『鳴神』『不動』の三作品は、全てこの『雷神不動北山櫻』の一幕として上演されたもので、二代目市川團十郎が粂寺弾正、鳴神上人、不動明王の三役を勤めて好評を博しました。 (中略) また今回の公演では、原作の台本や従来の台本を参照しながらも、全く新たな構想のもと、市川海老蔵が粂寺弾正、鳴神上人、不動明王の三役に加えて、早雲王子、安倍清行の合計五役を勤めるというのも大きな話題となっています。とのことです。
会場には成田山から御本尊不動明王御分霊の御尊像も奉安されております。 もしかして、これが私の初詣になるのだろうか?(^^;)
舞台ではまずは口上で海老蔵さん自身がお芝居の簡単な説明をしてくれます。 演じる5役の写真パネルを指差しながら… おかげで5役も演じられたのに誰が誰か混乱しなくてよかったです。 5役だし、日によっては昼夜2公演だしとボヤキには会場から笑いが。
途中2幕目あたりで(いろいろ副作用もあったりで、私が勝手に)中だるみしてしまってウトウトしてしまったのがもったいなかったな。 3幕4幕は迫力あり眠気もふっとんで再度楽しめました。
以下これから行くかたにはネタバレバレだからご注意
昨年の秋にこの公演を知ったとき、最初のチラシには
「市川海老蔵空中浮遊相勤め申し候」
とありまして、チケットでは毎回お世話になっている歌舞伎大好き友達と、
「空中浮遊って何?」
と話していました。 ほれ、空中浮遊ってーいうと、例の…あの教祖様を思い出す。 でも「飛ぶ」ってことには間違いないだろうし、場所も新橋演舞場だしでの歌舞伎で「浮遊」ってなると、舞台から客席の上をキツネが嬉しさあまりに踊りまくって昇天していく…(義経千本桜)、それじゃ猿之助さんのスーパー歌舞伎よねえ、でも、ああいうワイヤーアクションありなわけ?とか勝手に妄想していたのです。
でも、当日劇場でもらった最終版チラシは「市川海老蔵五役相勤め申し候」とキャッチコピー(って言ってよいものか?歌舞伎なんですけど…?)が変更になっていて、会場にワイヤーもないから飛ばないらしい…はて? 一体? と思っての観劇となりました。
でも、話の終わりも終わりで海老蔵さん演じる5役目の不動明王が舞台上で浮いたのでした。 手品みたいに浮いてました。 確かに浮いているし、迫力ある舞台設定でしたが、キャッチとして使うには弱かったのだろうなあと思ったのでした。 それに、浮こうが浮くまいが一人五役は大変なことですからそっちを見どころにするのは正しいと思われたのでした。