2007年09月25日

まっとうな人には住みづらい

歩いている途中、道すがらゴミ箱を探していたのだが、全然ないのねえ。 以前はよく通いなれていた道だったので、「あの信号の下にあったよなあ」と思ってた場所すら撤去されていた。 街中からゴミ箱がなくなるのはサミット(いつの時代だよ…)の時くらいしか記憶になかったよ。  まあ、それだけ道すがらで、”捨てたいゴミ”があったわけじゃないってことなのかもしれない。 街の中のゴミ箱は「あったら便利」&「ありがたい」って考えるところでしょう。

あの9-11後、いろいろとテロ対策ってことでビルの出入口に制限ができたり、各所設置のゴミ箱が撤去されたりしているが、その9-11のあったNYですら信号の下にはゴミ箱が今じゃ問題なくありますぜ。 これってさ、テロ警備っていうよりも家庭ごみとか捨てちまう輩がいるから撤去したんじゃないの?  で、そういうのってワイドショーとか、放送時間ばっかり無駄に長いニュース番組のせいよ、といつも思う。

路上のゴミ箱に家庭ごみを家からもってきて捨てていくとか、経済的理由ではないのに給食費を払わない親とか… こういう呆れる人間を特集するワイドショーやニュース番組の特集コーナー。 まっとうな人間はそんな常識のない人たちに呆れ、驚き、嘆くものだが、中には「そうか!その手があったか!」とか思う輩がでてきてしまって悪循環になっている気がする。 コメントででる「みんなやってる」って言葉、 これが嫌い。 もともと協調性を美と捉える日本だけれど、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」状態の「みんな」は醜だわなあ。 そういえば、もっと悲惨だが、先日父親を斧で殺害した事件のあと、また同じように斧で殺人未遂した未成年がでた。 これもニュースみて「そうか!斧か!」とでも思ったのかね? 



「ゴミの回収時間に家にいないから」
「忙しいから」
「マズイ給食だしといて、金とるんだったら美味しいもの作れ」
「勝手に給食だしてんだから、払う必要はない」


みんなテレビの特集でインタビューに答えてたもの。 で、そういう人たちの顔はモザイクがかかってて、声も変えているから言いたい放題。

そんなに堂々と言えるんだったら、モザイクなんていれないで、しっかり顔だして、

「○○市、ナントカさん(○歳)」

ってキャプションいれてもらいたい。 どこかの市であまりにも給食費を支払わない家庭が多いため、銀行引き落としをやめて、昔のように給食袋に現金いれて毎月生徒に持ってこさせるようにしたら未収が減ったという記事を読んだことがある。 (これが防犯面においては問題があるとしても)そりゃ自分の子どもが払ってないのクラス中に知られたら恥ずかしいもんね。 結局やっているのがわからなければなんでもアリって考え多すぎ。 おまけに、そういう輩に限って「個人情報がどーのこーの」と、これまたワイドショーやニュース番組の『特集』で見た中途半端な個人情報保護法の知識をひけらかすんだな。 家庭ごみ捨てたり、給食費払わなかったり、川でBBQの鉄板を洗剤つけて洗うよーな人の顔に個人情報なんぞ語ってもらいたくありゃしません。

自分が100%まっとうな生き方をしているとは決して思わないけれど、人として最低限のラインは保っていかないと! と、こんなことを思いながら、片手にゴミを持ったまま結局家まで帰ってきてマンションの共同ゴミ捨て場に捨てたのだった。

Posted by toto at 2007年09月25日 20:36
コメント
コメントしてください




保存しますか?