2007年09月09日
歌劇+蹴球=パバロッティ
パバロッティが亡くなったねえ。
勝手に「パバちゃん」と呼んでいたくらいに勝手に親しみを感じていた。 オペラが苦手だったのに、好きになるきっかけを作ってくれた「3つの理由」のうちのひとつがパバロッティだった。
パバロッティとカレーラス、ドミンゴの「3大テノール」が始まったのはサッカー・ワールドカップ・イタリア大会(90年)決勝戦前夜祭としてのイベント。 彼らが記者会見でサッカーボールを巧みに操る姿に「すげいね、おっちゃん達ったらタキシードでヘディングしとるよ」と感激した。 サッカーとオペラ、もう盆と正月がきたような心躍る日々だった。 アメリカ大会(94年)のときは東海岸(ボストン、ワシントンDC、NY)の開催試合は仕事そっちのけ(会社公認=諦めモード)で観戦しに行ってたが、3大テノールのコンサートは決勝戦と同じく西海岸だったからテレビで見た。 (余談だが、決勝戦もテレビで見て…灰になったっけ…@遠い日。)
私は生でメトロポリタンオペラにパバロッティの出演舞台を観ているし、3大テノールの気持ちよい屋外コンサートに行けたラッキーものである。。 オペラのときの迫力ある演技と3大テノールや、パバロッティ&フレンズのチャリティコンサートでみせるひょうきんな明るいイタリア人の笑顔。 どっちも好きだった。
数年前に引退してしまっただけに、去年のトリノ・オリンピックの開会式で歌った姿をテレビでみたときは興奮したなあ。 その時歌ったのは『誰も寝てはならぬ。(トーランドット)』、90年のイタリアW杯でもテーマソングになったこの歌が、土曜日に行われたEURO2008のイタリアVSイングランド戦キックオフ前に演奏されたとのこと。
パバロッティの葬儀のニュースを日本語、英語だのそこからイタリア語だののニュースサイトをいろいろと巡っていて、上のようなニュースにうるっときていたのだが、こちらもよく聞いているイタリアのズッケロ(ロック・ポップシンガー)の言葉、
'Spero che San Pietro ti accolga con una punta di parmigiano e una bottiglia di lambrusco ben ghiacciato come piace a te e che il coro degli Angeli ti dia retta e sia intonato per un'ennesimo grande recital dell'Universo''
(聖ペテロがパルメザンチーズの塊と君のお気に入りのよく冷えたランブルスコのボトルを持って迎えてくれ、天使の歌が君にエネルギーを与え、宇宙でもすばらしいリサイタルができますように。(注:とてもいい加減な訳だよ。間違えてたらすみません。)
これにはモニターの前で涙ぐんだ。
天国の鍵を持つペテロがチーズとスパークリングワイン持って迎えてくれていることを私も祈る。
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いつか親子で盛装してオペラを観に行くというのが私の老後のひとつの夢であるのだけれど。夢実現前にパバロッティがこの世からいなくなってしまうなんて考えてもみなかったよ。生で聴きたいと思い始めて20年。夢叶わぬまま、時代はどんどん過ぎてゆくのだねぃ。。。
(台風のとこに間違えてコメントしてしまいました。削除して下さいまし。すんません)
>はにゃん
お子はその後もスクスク・スクスク育ってでっかくなったのだろうなあ。 正装した はにゃん親子かっこよいだろうねぃ。
ホント時代の流れは早いやね。 まだまだ、やりたいこと山盛りなのになあ… (コメントの件りょーかいです)