2007年07月09日
アナログ親父の戦い
どんだけぇ~?
って言葉が巷では流行っているけれど、この映画みたら是非映画館で言ってもらいたいわあ。
徹夜明けだってーのに映画に行ってきました。 『ダイハード4.0』
一緒に行ったのはUS時代に一緒に2・3を観にいって映画館でギャーギャー騒いだ友達と。字幕と違う場所で笑う嫌な客でございますよ。 だから空いているときしかできませんよ…
平日の朝一番開始の映画館なんて空いているし、年齢層が高い。 おまけにレディースデーでもないからシニアの1000円な皆さんがチラホラ。 逆にこういう年齢層の方がダイハードを観に来ることに驚いた。
どうせみるんだったら大きいスクリーンで、それも前のほうの席で、途中目が回るくらいな迫力にして観よう! と、映画館を選びました。 で、中央から後部に座るシニアな皆さんよりずーっと前の席のど真ん中へ座ります。 スクリーンが大きいから見上げる格好になるので確実に首が痛くなりそうな場所です。 でも、このシリーズはこれが王道の鑑賞方法と思っている私たちです。 (ちなみに『ジュラシックパーク』シリーズもこれがお勧めよ)
ストーリー
デジタルによって制御されている全米の都市機能の壊滅を狙う謎のサイバーテロ組織が動き出し、システムがテロによって攻撃されようとしていた。アメリカ政府ですら機能不全に陥ってしまう緊急事態のなか、これまで幾度となく危機を救ってきた元刑事のジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)が、再び事件解決に乗り出す。
以下ネタバレ
で、内容は「どんだけぇ~!」だった。
もう、マクレーン刑事は人間でなくて『ターミネーター』を観にきちゃったの?ってくらいの不死身。 ちなみに敵も不死身に近い。 人間VS人間なのに、バコバコに街が壊れていくのはまるでゴジラVSギドラ?。 もうここまでくるとあまりの現実離れに単純に楽しめる。
単純にバコバコ壊して、バンバン・ドカーン!な映画でも、ストーリー構成はしっかりしてる。 都市機能を奪ってしまうサイバー・テロって、なるほど…ありうるなあ…な要素が沢山詰め込まれている。
ひさしぶりに一作目の『ダイハード』をこの前テレビで見たこともあり、ちょっとだけ思ったのは、当時はビル爆破とか、飛行機炎上とか、テロのシーンって大半の人の実生活では考えられない「映画の世界の中のこと」だったから映画鑑賞としての興奮を味わえてたわけだけれど、やはりあの事件があって世界中の人(特にアメリカ)が目の辺りにしてしまった現実に、悲しいというかなんというか、アクション映画はこのくらい派手にやらないと映画じゃなくなってしまったのかなあというところ。
マクレーンも色々あって(詳細は映画で…)ボヤキ親父から酸いも甘いも知ってしまったやけっぱち親父キャラクターになってしまっており、ちょっとキャラクターが変わってしまったかな?という思いも少しはあったけれど、あいかわらずの口の悪さと娘の恋愛にはちょっかいだしたい親父ぶりがターミネーターではない人間性がでていて笑える。
登場するキャラクターも一癖も二癖もあるあたりもこの映画のお約束で、面白いのだった。 デジタルオタクな若者って、どこでもあんな感じなんですなあ。
独立記念日(7月4日)にあわせた映画でまさにハリウッドなアメリカーンな映画でした。 あと、個人的には知っている場所満載ってのもなかなかツボ。
前3作を観たことがなくてもストーリーには問題なく楽しめる映画です。 是非映画館で♪