2007年05月30日
本当のレアルも今年はいいのだ♪
ひさしぶりに映画~。1を観てから楽しみにしていた『GOAL!2』
1を観たのはいつだっけ? と過去の日記をたぐっていったら2006年6月でしたよ。備忘録になって便利だわな。
で、その時だと思うが、秋に『GOAL!2』の上映予告チラシを貰っていて、楽しみだわーと思っていたのだが、一向にその気配がなく年越しとなったのだった。
で、忘れた頃の今年初旬に今度は2007年公開のチラシを見つけ「とうとう、上映だわー」と言っておったのだが、ここでも一向にその気配がない。
おい!本気で3部作なのか? と思っていたらやっと公開となりました。 チラシを貰ってきて漠然と家にほったらかしておくとこういう3部作ができあがりましたよ。
今回はチャンピオンズリーグ(以下CL)が舞台。
ニューカッスル・ユナイテッドの人気選手となったサンティアゴ。ロズとの結婚式の準備も着々と進んでいたサンティアゴに、レアル・マドリードへの移籍の話が舞い込む。反対するロズを説得し、マドリードに移り住み、ベッカムやロナウドらチームメイトに迎えられた。しかし、豪邸のような家を買い、高級車を乗り回す彼を、ロズは複雑な気持ちで見つめていた。ある日、サンティアゴの前に弟だと名乗る子供が現れた。
以下思ったところ
映画と本当のCLを頭から切り離していないと頭の中で混乱したりはしたが、レアル・マドリッド好きにはよろしかろ。 だから私にもよろしかろってところ。 ベッカム様FANには大サービスの出来上がりですよ。
まあ、「普通」に楽しかった。 涙ポロリな一作目の『GOAL!』だったが、今回はそういうのはなかった。
勝手に面白かったのはニューカッスルとマドリッドに遠距離となったサンティと恋人のすれ違いから生まれていく会話が「あ~ベッカムと嫁もこんな感じだったのかしらぁ」と勝手に想像したりしてた。
「「驕れる人も久しからず」になるから大人になれよ」って内容でしたよ。 試合や本物の選手との合成や、映像はよくできているなあと関心しつつ、試合以外のストーリーはつっこみどころも満載でした。 ってことで普通に楽しんだのでした。
次回『GOAL!3』はW杯というが、主人公のサンティはメキシコ代表で出るってことだよね? それともどっかに帰化しているのかしら? W杯ではお馴染みのメヒコ、メヒコ、ラ~ラ~ラ~♪の応援が聞けるかなあ。 あの応援はメキシコ戦に行くと聞かれるから楽しいのだ。 それより、メキシコが決勝戦まで行くわけ?… どうするんだろうねえ。
2007年05月29日
猫てぬぐいと猫マグカップ
まとめてblogを書いている。 備忘録扱いなので、日付は書いている日ではなく、あった日(一部都合の悪い場合は除く)ですので今後もそのあたりはふれませぬよう。
先日 たんばちゃんにいただいた『マグカップ』と『江戸っコジローてぬぐい』
素敵だ! 当日てぬぐいを頂けるとワクテカしていたら、マグカップまでいただいてしまった。 ありがとう♪
江戸っ子コジ様ファンとしては手ぬぐいのパッケージも素敵だわ。 プラス朝から並々とコーヒー注いでそれを昼過ぎまで冷えようが延々に飲むアタシにはマグカップはかかせない。 おしゃれなソーサーなぞお客様が来たときにしか登場しません。 (そのお客様も訪問2回、3回目になるとドバドバとマグカップに注いだ飲み物に変更となる場合が多しである。 それもすぎると「勝手に好きなの飲んで♪」となる。)
たんばちゃんありがとう。
(購入方法は たんばちゃんのサイトへどうぞ)
2007年05月28日
24時間動いているトーキョー
仕事明け… そのまま韓国料理屋でマッコリ飲んで大笑い。4時間近く笑いすぎて顔が痛いですわ。
さすがに帰宅の電車で焼肉の臭いプンプンは全員躊躇したので、お肉は焼きませんでした。
なぜなら開始時間は朝7時半だったから… むぅ。
2007年05月27日
陰謀?イヤガラセ?
車検で現在代車を運転中。
車検の予約を電話でしたときに工場のオペレーターから「代車、日本車でもいいですか?」 と聞かれてた。
無料で代車を貸してもらえるだけでもありがたいので「なんでもいいです。貸してもらえるのなら…」と言ってたのに…
ピカピカの新車をよこしやがりました。 走行距離もほとんど走っておりません。 車内が新車のニオイです。そしてそれは陰謀のニオイがします。
長年のおつきあいなディーラーの担当さんに電話して
「これって陰謀? それともイヤガラセ?」と笑って言ってみると担当さんも知らなかったとはいえ、
「え、新車いきました? ふふふ、どっちでしょう?!」とのこと。 ってことは工場のイヤガラセか? 毎回わがまま放題しているし、今回も「今年いろいろと散在中だから、そこのところ理解してね♪」とか工場長に言っていたからか?
しっかし、最高に乗り心地がよろしいのですよ。 まさに「駆けぬける歓び」だよ。
実に欲しくなりましたですよ。
とりあえず見積もりまでとっちまいましたよ。 やっぱり陰謀だろう…
しかし、今年は散在につぐ散在予定(すでに散在現在進行中)だからねえ…
おまけに、これだけは譲れないどうしてもつけたいオプションがひとつ上のグレードしかつけられない(この段階で笑うしかない差額)ってのが難点よ。 買うとしたら妥協したくないお買い物したいじゃないの。 ええ、バカは承知よ。 でも子どももおらんお気楽シングルだから老後は寂しく人知れずポックリあの世へ逝って何週間後かに発見されても文句言えない分、今はこういう楽しみしたいわけよ。 アタシは伴侶よりも車が欲しいのよぉぉぉぉぉお。
来年買い換えようと決心しました。 これから(とある予定が終わってから)バリンコ働きます。
目標できただけ生活にメリハリがつくってもん…かしら?
猫目が素敵♪
2007年05月24日
2007年05月23日
猫カフェに行ってきた。
中野…久しぶりすぎます。 以前来たのはいつなのか覚えておりませんくらい昔です。 新宿から中央線で一駅だったということすら覚えておらんかったよ。 おまけにいつの間にか車両がおニューになっておったよ。 アンタ、本当に東京に住んでんの? な状態だよ。 ほほほ。
まずは中野ブロードウェイにある『デイリーチコ』にてソフトクリームを食べにいきます。有名なお店らしいのですが、それを知らないもので、「なんなんだ、このソフトクリームはよぉ!」な大きさです。 名物は「特大8段巻き」8段8色8味なソフトクリーム! 持っているだけで倒れそうです。 お店の人も「まっすぐに持ってください!」と言いつつ渡してくれます。 といっても、通常のソフトクリームですら食べるのが遅く、ダラッダラになる軟弱モノには8段は無理なので、中サイズの4段ソフトにしときました。 あんどうさん、たんばちゃんは8段を迷わずオーダー。 全員蟹食べている時と同じように、無口になりながら、溶ける前にあわてて食べます。 だもんで、味なんぞじっくりと吟味しとられん!といいつつバナナはバナナな味、抹茶は抹茶な味とある程度の味覚は堪能。 想像していたより甘くなかったのでなかなか旨かったです。
その後たんばちゃんちのノルウェージャン・フォレスト・キャットのコノちゃん、ボンちゃんご実家であるRIENさんの営業されているCat cafe RIENへ。 猫とたわむれながら茶を飲むカフェと聞いとりまして、1度行ってみたかったのでした。 ここの看板やニャンコのイラストを描いているのも たんばちゃんであります。 看板かわいいです。
で、猫のみなさんいい子です。 ぽよぽよ、ほわほわしとります。 性格もぽよぽよで、ほわほわです。 ゆっくりとした時間が流れる中、楽しく会話をしつつこっちまでぽよぽよ、ほわほわであります。
その後夕食に行ったお店もまったりできて楽しかったなあ。
たんばちゃんにいただいたグッズについては後日また。 明日早いからとりあえず仮眠せんと… そうよ、3時半からCLの決勝戦の観戦が控えておるのよ。
2007年05月21日
祝!
ユベントスがセリエA復帰=イタリア・サッカー【ロンドン19日時事】サッカーのイタリア2部リーグ(セリエB)で19日、首位ユベントスはアウェーでアレッツォに5-1で快勝、勝ち点を82に伸ばして、来季の1部(セリエA)復帰を決めた。この日引き分けた3位ナポリに3試合を残して勝ち点差10をつけ、無条件で昇格の権利を得る2位以内が確定した。
ユベントスは昨夏、元幹部の不正問題関与が発覚し、クラブ史上初のセリエB降格と今季のリーグ戦での勝ち点9の減点処分などを受けた。主力も多数退団したが、リーグ戦では27勝2敗10分けの圧倒的な強さを見せた。5月20日1時32分配信 時事通信
Yahoo! スポーツ
辛酸舐めつくしていた一年。 これで来年はまた民放TVでも試合がお目にかかれるかと思うと感慨深いわ。
なんたって一年のうちに元気に活動できる日々が圧倒的に少ないもので、ここのところのいい気候でうかれとります。 朝夜涼しいし、いい感じに乾燥しているし、非常に過ごしやすいですなあ。 極寒の日々も好きだけれど、やはり5月が一番よろしいですわあ。
そしてもうすぐ梅雨だ、そして高温多湿地獄だ。 今のうちにやれることはやっておかんといかんのです。
2007年05月09日
マッタリと落語なぞ
ニュースや新聞で「米朝」という活字を見ると「アメリカ&将軍様の住むところ」より「桂米朝」師匠を頭に浮かべアホな想像をしたりする時があります。 たとえば、このごろのニュースですと…
◇米朝がニューヨークで接触
とか、
◇寧辺核施設をめぐる米朝の「ゲームの法則」
とかで、米朝師匠がNYで誰に接触? とか DSする米朝師匠を想像したりして1人笑うのです。
不謹慎+人間国宝様になんてことするのだ!
いぇ、別にそんなに落語に詳しいわけじゃありませんぜ。 『笑点』は小さいころから見とりますがな。 小さい頃はジジババのところで一緒にテレビを見ていたので(私にチャンネル権なぞなかったからさぁ)古典落語は結構知ってたりします。 でもテレビで出演している落語家さん以外はほとんど知りません。
友人に誘われて落語を聞きに新宿末廣亭へ行ってきました。 生落語初体験ですわ。
昼の部の途中から入場しました。 「歌丸師匠が出演されるから(昼の部最後)」と行くことに決めたのだが、どの落語も面白くてそのまま夜の部まで居座って笑ってきました。
桟敷席だったこともあり、マッタリしつつ聞く落語、楽しいじゃないか! 途中の紙きりや、漫謡も楽しく、時間がゆっくり流れている気分となりました。 歌丸師匠の落語。 登場人物によっての表情やしぐさの変わりかた、すっばらしかったです。
次回は6月上席(1日~10日)の柳家小さん師匠と三遊亭金馬師匠を聞きに行きたいぞ!
末廣亭オフィシャル・サイト
三味線漫談家の玉川スミさんの人生話には感動したのだった。 家に帰ってきてかググッたら有名な話らしいが、初めて聞いたから感動した。 昔々「笑点」にも出演されてたような気がするが、来年米寿、芸能生活85年だというからお元気ですなあ。 この人に「人生簡単に諦めたらいけない!」と言われると涙がでそうになった。 「自叙伝読んでくれないと怒るわよ!」と言ってらしたから読んでみようと思う。
こけつまろびつ人生―ひとりの女として 舞台一笑の熱い時 (単行本) 玉川スミ
(amazon.co.jp)
2007年05月07日
蹴球を忘れているわけじゃない
すべてのサッカーファンを魅了したミラン
ミランは2日にサンシーロで行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦で、マンチェスター・ユナイテッド(以下、マンU)に3-0で完勝した。2試合の通算成績は1勝1敗(アウエーで2-3)ながら、2試合合計の得点数で5-3とマンUを大きく上回るミランが11度目の決勝進出を果たした。この準決勝2試合で見せたミランの戦いぶりは、すべてのサッカーファンを魅了するものだった。
だるい!
すでに仕事がだるいと訴える本日であった。
「CLどっち応援しているんですか?」と夜な夜なCLの日には深夜のスポーツバーにくりだすT君に聞かれた。
「ミラン!」と答えると椅子から落ちそうになるくらいにびっくりされた。 あははは。
ええ、本国イタリアではユベントスのいないSERIE Aでございますが、やっぱりCLではイタリア応援しておりましたわよ。 だってさ、準決勝の他の3クラブは英国クラブだったので、ここはやはりイタリア様にも頑張っていただかないといかんでしょ。
でもあの試合はどっちが勝ってもいいとか思っていたのだけれどね。 半分あきらめもあったりしたから、随分感動したのだった。
アテネでの決勝戦、今から楽しみですわあ。
こっそりイタリアのサイトをみつつ応援しているSERIE B 、ユベントス・ガンガレ!
2007年05月03日
ネズミ君とクモ男
なんと!驚け! この私があのネズミのランドへいった。
GWである。 人ごみ苦手である。 歩くのも並ぶのも嫌いである。
そんなアタシがネズミの巣窟へ… 今日のニュースでやっていた「竹のカーテンの向こうは無法地帯」な、お国のミッキーさんと、ドラえもんと、7人の小人と、キティちゃんが同居している遊楽園ではない。
このあたりはこの辺のニュースを見てください。 これ とか これ (あれらは耳の大きい猫だったり、ネズミさんだったり、猫型ロボットだったり、リボンをつけた白い猫ちゃんなだけらしい。 アメリカも日本もなめられたもんである。)
で、話戻ってネズミのランド… いや、平日ならいいんすよ。遊びでならいいんですよ。 あそこのアヒルは好きだ。 でも、なぜに今日? それには遊びとは言えない海よりも深い訳があったのだが、結局は挫折してネズミィーリゾート敷地のイクスピアリの映画館にてクモの巣をみた。 『スパイダーマン3』ですぜ。 アメリカよりも公開日が早かった。 さすがはSONY様が制作会社であっただけのことはある(^^)
スパイダーマン+スパイダーマン2 DVDツインパック (期間限定生産)
amazon 1と2両方で1,737円はお得だね。
以下観る予定の人は絶対に読んじゃいやん、なネタバレ満載。
スパイダーマンとして人々に賞賛され、私生活でもMJ(メリージェーン)との交際が順調なピーターだったが、自分の父を殺したのがピーターだと思い込み、復讐するためにニュー・ゴブリンとなった親友ハリーに襲い掛かられてしまう。しかし、ハリーは転落のショックで記憶を失い、ピーターは記憶を失ったハリーと、かつてのように触れ合う。しかし、今度は伯父を殺した真犯人であるフリント・マルコが刑務所から脱走。マルコは脱走中に事故で砂の怪物サンドマンになり、病気の娘のために強盗を繰り返していく。それを止めようとするピーターだったが返り討ちにあってしまう。
そんなヒーローとして多忙な日々を送る中、些細なすれ違いからMJとの仲も疎遠になってしまう。失意のピーターにある夜、謎の黒い物体が体を覆う。黒い物体により更なる力を手に入れ、歓喜するピーターだったが、それは怒りや慢心を助長させる悪夢の寄生体であった。
叔父を殺したサンドマンへの復讐心を制御できないピーター(スパイダーマン)の暴走は治まらず、更には記憶を執りもぢし、MJと別れさせるよう仕向けたハリーへの憎しみも抑えられなくなっていく。自らの身に纏った寄生体の恐ろしさに気付いたピーターは、教会にて、コスチュームを破棄する。
だが、コスチュームを破棄したピーターの真下には、新聞記者のエディ(エドワード)がおり、寄生体の一部が腕に掛かったエディは、もう一人の邪悪なスパイダーマン、ヴェノムと化してしまう。そして、ヴェノムはサンドマンと手を組み、MJを連れ去ってしまう。
己の過ちによって、史上最悪の敵を生み出してしまったピーター。ピーターのMJやハリーとの絆は、もう戻る事はないのか?
二人のスパイダーマンが、互いの全てを賭け、遂に激突する…!!
主人公の若造ぶりに毎回ちょっとだけイラッとくる。 「僕って人気者♪」とか浮かれるし、お調子者だし。そういう意味じゃバッドマンとかスーパーマンよりも年齢が若いだけある。 今回もガールフレンドのことを思えば「そんなことして破局よ!破局!と、最近の若いモンは!」とおばちゃんはイラッとしたのだった。 でも怒ったり、笑ったり、ホロリと泣いたりと忙しく、上映前に「2時間半もあるのぉ~!」と腰の心配をした割には時間の経つのも忘れて楽しんであっという間に終わった。 今までのクモ・シリーズでは一番気に入った。 映像も大画面で観ての醍醐味な迫力だったわぁ。
「罪を憎んで人を憎まず」という言葉があるが、犯罪をしても仕方がなかった…というところは何だか寂しいな。 「謝ってすむなら警察はいらない。」という桜田門御用達(嘘ですよぉ)の言葉のある国に生まれた者としては、愛する叔父さんを死においやったことに関係していた男を許すという解釈ってのは考え込む。 宗教での教えや、歴史上の出来事からそういう思考になるのはアタシには理解できない発想だが、どうしようもない思いのほうが強い。 でも、お金が理由でそうなるのは辛い。
お金が全てとはいわないが、やはりお金がないと人は幸せにはならんということか? 報われない話だなサンドマン。
話がどんどん末広がりになってしまって、よくよく考えるとトントン拍子でまとめて詰め込みました!なところもあるが、面白かったからまぁよろしい♪
2007年05月01日
犬とオジサン
映画づいております。 時間の調整しては映画に行っている今日この頃。 といっても、いつでも1000円の日ばっかりだがね。 1800円となるとなかなか躊躇する貧乏性です。 通常行く映画館は6回行くと1回タダになるので、そういう時だけ平日料金で行けます。 あはははは。
今日観たのは『ボンボン』 いつもの映画館とは違う単館上映だけれど、映画の日で1000円よぉ。 アルゼンチン映画よぉ、スペイン語よぉ。
舞台はパタゴニア。 行ってみたいねぇパタゴニア…
ファン・ビジェガスはツイてない男だ。パタゴニアの寂れた道路沿いのガソリンスタンドで20年も働いてきたが、ある日突然ガソリンスタンドが売却され、オーナーが変わるとあっけなくクビにされてしまったのだ。少しでも金を稼ごうと、趣味が高じた手彫りの柄のナイフを作っては売り歩くがさっぱり売れない。たいした技術も、財産もない初老の男に世間の風は冷たかった。
ファンは住まいもなくし、娘夫婦の家に身を寄せたが、娘も自分の生活で精一杯で、ファンは厄介物でしかなかった。
そんなある日、道ばたで車が立ち往生している女性を助け、家まで送り届けてやると、そのお礼に大きな白い犬をもらうことになった。その犬はドゴ アルヘンティーノという血統書付きの素晴らしいもので、犬は心の友にもなるからと半ば強引に押しつけられてしまったのだ。ファンにはお金の方がありがたかったし、自分の食い扶持すらないのにと思うのだが、やはり断ることは出来なかった。彼女の家はとても立派だが、男手もなくこれからの生計を母娘だけで立てて行くには不安そうに見えた。ファンは仕方なくその犬を助手席に乗せて家路につくが、不思議と少し心が温かくなった。犬も心なしか嬉しそうに見えてくる。
家に着くと大ブーイング。居づらい家がいよいよ居づらくなってしまった。しかしここから少しずつファンの運命は好転し始める……。
結構お勧めと思った。 以下、ネタバレな感想。
犬も人もさ、媚びないのよ。 基本的に動物全般が好きだが、「境界線を越えた」かわいがりかたというのは「いかがなものかの?」と思うときがある。「うちの子は大丈夫ですから!」と狂犬病の予防注射をしないとか、ペットはご遠慮くださいな場所に連れていって「どうしてですか?」なんぞと店員に抗議するなんて記事をみるとちょっと憂鬱になったりする。
だからこの映画の境界線は越えていない人と動物の共存がとても好ましかった。
悲惨といえば悲惨。 仕事はクビになり奥さんとは長年別居中、ごやっかいになっている娘夫婦の家も裕福とはいえない。 ボーッとした夫と泣き叫ぶ子どもにヒステリックになる娘。 裕福なお宅から血統書つきの犬を譲られ餌代だけでも大変だろうによ(涙)な始まり。 それでも人生をだまって受け入れていた主人公が、ちょっとだけ嬉しくなる日々がはじまって…このままずっと小さな幸せが続くとよろしいですなあ~と思わずにはいられないエンディング。 ノホホンな気分となりました。 たぶん西洋のお国では観客はクライマックスあたりはきっと拍手喝采して観たのだろうな。
主役を含めほとんどの役者が演技が始めて、またはそれに近いと映画鑑賞後に知った。 それが逆によかったのかも。 確かに演技に物足りない部分はあるかもしれないが、ベテランの俳優さんをそろえて同じものを作ったとしたら、このノホホン感は味わえなかったような気がする。