2007年04月19日

QUEENに行く!

04192007.jpgとアタシが言うと「えー、また来てんの~?」な返答が多い。 いや、今回はフレディ・マーキュリー関連のあっちのQUEENではなくて、女王のQUEENの映画だわさ。

ロードショーよりも早めに上映している映画館があるのでさっさと行ってきた。 今週末から観たい映画が沢山あるし、GWはいろいろ他の用事もあるから上映してるんだったら「行かなくちゃ!」となった。 おまけに、ここ数日例のバージニアでの事件で気持ちがどんよりしているもんでねえ。 私の住んでいたのは海側で今回の事件は山側のバージニアだが、どちらにせよのんびりしたところだけに衝撃だった。 気持ちがどんよりしていたので買い物と映画で気分転換もしたかったし…

1997年8月31日 チャールズ皇太子と離婚後充実した人生の真っ只中にいたダイアナ元皇太子妃がパパラッチとの激しいカーチェイスの末自動車事故によって急逝した。

事故直後、英国国民の関心は一斉にエリザベス女王に向けられ、たびたび取り沙汰されていたエリザベス女王とダイアナの不仲説への好奇心の対象となった。ダイアナはいつでもエリザベス女王にとって頭痛の種であったし、チャールズ皇太子との離婚後、民間人となった彼女の死に対して英国王室ができることは何もないはずであった。エリザベス女王はダイアナについてのコメントを避け続けたが、絶大な人気を誇るダイアナの死を無視することは、結果的に国民を無視することとなってしまう。民衆の不信感は急激に増大し、エリザベス女王は窮地に追い込まれてしまった。この空気をいち早く察知し、王室と民衆の橋渡し的な役割を担ったのが、首相になったばかりの若きトニー・ブレアであった。ダイアナの事故直後の7日間のエリザベス女王の“本当の姿”、そしてダイアナとエリザベス女王の間に確実に存在した確執をはじめて描いた作品。

クィ-ン THE QUEEN・オフィシャルサイト

うーむ、当時のニュースを思い出すなぁ。 映画のシーンでも当時のニュース映像を巧みに組み込んでいるから思い出すものも多い。 役者の演じるエリザベス女王、ブレア首相、クィーン・マザー、フィリップ殿下、チャールズ皇太子等々、顔だけみていりゃ似てるんだか、似てないんだかなのだが、演技はみな素晴らしい。 みなさん相当本人の映像でしぐさや口調を勉強したのだろう。 エリザベス女王がバッキンガム宮殿に国民の捧げた花束の横を見ながら歩く部分とか、女王の声明文とか当時のニュースで流れた映像をそのまま役者が演じるシーンはそっくりそのままの映像かと思うほどだった。

以下若干ネタバレ

ブレア首相に説得されバッキンガム宮殿に戻ってくる前の別荘にて王室ファミリーの会話が本当にあんな会話だったのかはわからないけれど、王室に生まれレールのひかれている人生を歩み、伝統を継承していく立場の女王の苦しみやとまどいは映画のようなものなんだろうなあ…とは思う。 


最後のほうで、とうとうバッキンガム宮殿に戻った女王とそこに居合わせた小さな子どものやりとりがジーンとした。 数年前にロンドンへ行ったとき、バッキンガム宮殿で衛兵交代を見たあと偶然にも宮殿にお戻りになる女王の車を見かけたとたん、その場にいた幼稚園児たちがものすごく嬉しそうに飛び跳ねながら手をふったことを思い出した。 女王って愛されているんだなあと思った瞬間だった。


しかし、女王が山道でランド・ローバーを自分で運転したりするんですなあ…それにはびっくりしたのだった。 犬好きなところもしっかり映画に取り込まれていた。 女王にまとわりついて歩くコーギーがかわいいかったよ。

Posted by toto at 2007年04月19日 20:59
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