2006年11月18日

夏はキリギリス、そして今はアリ

毎回毎回この時期になると、「来年は絶対に夏のキリギリス、秋から冬にかけてのアリ状態は引退したい。 まっとうに均一的な生活をしたい。」と思うのだが、今年もあいかわらずそんな感じで忙しい。 疲労困憊で一度だけ目覚まし時計を無意識に止めてしまい、約束の時間10分前に起きたという自己嫌悪なことも発生。 
それに大反省して今までに飲んだことのないユン○ルを薬局で手に取った。 値段もいろいろあるが、とりあえず1000円くらいで試してみようとそれを3本とリポビ○ンDを6本購入(太っ腹)。 で、その結果…


無駄に元気になってしまった一週間だった。  毎日数時間しか睡眠時間がないのに元気。 いつもはギリギリまで寝ていて慌ててタクシーに乗り込む人間が、毎日出先まで歩いている状態。 
ヒールをはいたまま1時間15分、翌日はスニーカーで2時間、その翌日はブーツで1時間の道のりを往復…元気が無駄すぎるし、歩いちゃおうか~とか思ってしまうアッパーな状態がすでに不思議だ。 

でも、早朝の空気は気持ちいいし、通勤ラッシュでイライラも満載で変なエネルギー受け取ってしまう満員電車よりもずっと気分的に楽だということもわかった。 それに、なにより数時間でもぐっすりと睡眠ができるので翌日の引きずる疲れが少ない。 いつまで続くかは疑問だけれど、当分歩いてみようと思う。 年末年始のカロリーオーバーな生活も控えているからそのためにもいいかもしれない♪ 

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2006年11月12日

「父親たちの星条旗」を観る

11122006.jpgあいかわらずグレ気味の日々です。 低血圧絶好調です。 起きてるんだか、寝ているんだか、しまいにゃこの世のものなんだかわかりません。 癒しがほしい… 

そんなときに落ち込むのが解っている映画を見に行ってどーするよ? と思いつつ、誘われたので観てきたのが、「父親たちの星条旗」。 監督のクリント・イーストウッドにゃ前回「ミリオンダラ・ベイビー」で打ちのめされていたので、今回も自動小銃で撃たれちまう気分かも…な予感…。

結果、しっかり打ちのめされてきましたよ。 映像のスケールは迫力あったですよ。 上映中に自分が東海岸で一番大きい軍事基地のある場所で学生生活をしていた時、初めて両親がそこへむかう途中、車の車窓から「この国と戦争したんだから負けるよ」とぼそりと言ったのを思い出した。 今回、映画だというのに、硫黄島の周りに群がる軍艦のスケールを見て、「負けるよこれじゃ。」と今更感じた。 
しかし、戦争とは愚かよのう。 でもって、戦争もさることながら、政治的プロパガンダや、同じ国民ですらをもある人種への偏見ってのはホントいやーな気分になるもんだ。 まぁ、プロパガンダといえばこの映画だって2年後に控えた大統領選の中間選挙直前に公開されているのだから、共和党にとっちゃ少しは打撃を与える要因のひとつにもなったのか? 共和党惨敗で、ラムズフェルド更迭されちゃったし。 でもイーストウッド監督はたしか共和党支持な人だったような覚えもあったなあ。 それでも戦争について訴えたかったのだろう。

この像の本物を見たことがある。 というよりも、行った場所にあったという方が正しい。 もともと写真では見たことがあった。 その時「なあに?この像?」ってなマヌケな質問をした。 硫黄島は英語で書くとIWOjimaなのだが、友人のアメリカ人たちの発音では「イワォジィマ」になってしまっていたわけで、日本とは思いもしなかった。 返答してくれた友達も「軍人さんを称える像なんじゃないの?」というようなマヌケな答えだったと思う。そこは当時はお互いに「戦争を知らない」子供たちの集まりだったものなのでね。

でも、その時、「戦争を知ってる」友人の親御さんたちが、なんとなーく説明してくれたので(そりゃ日本人のアタシに説明すんのは難しかったろう)なんとなーく当時からどういう目的を持った像なのか解ったのだが、通常思い出しもしないニッポンの血とでもいうのでしょうか? 心の奥深くが微妙~な気分になったものだ。 そうか、スター&ストライプが突き刺さる土地は日本領土なわけだな…と。 

その後、何かと写真や葉書、切手、等々いろいろな形でこの像を目にすると、以前は「軍人さんはアメリカを守るために一生懸命です。」ってイメージで見ていたのが、アメリカ万歳!な像に見えてくる。 で、気分がザワザワする。 戦争がどうだこうだという論議は抜きにしても、ジャパニーズなもので特に日本がからんでると感じるとザワザワ度が高くなる。 

今回の映画で、この像にまつわった人たちの気持ちを知ったわけだが、映画を見に行った翌日にこんなニュースがあった。

硫黄島の戦い「最も重大」 米大統領、イラクに重ねる

ブッシュ米大統領は10日、南部バージニア州クワンティコの国立海兵隊博物館の開館式典で演説し、太平洋戦争の激戦地、硫黄島での旧日本軍との戦闘が「米国の歴史上最も重大な戦いの一つだった」と述べ、現在のイラクでの戦闘も同様に語り継がれるだろうと強調、米軍のイラク駐留の意義をアピールした。
大統領は約1万人の退役軍人らを前に、硫黄島の摺鉢山(すりばちやま)に立てられた星条旗が「米国の不屈の精神を象徴する永遠のシンボル」になったと指摘。
これにイラク戦争を重ね合わせ「将来、自由で繁栄した中東を目にすれば、(イラク中部)ファルージャでの戦いをガダルカナルや硫黄島と同様、米国人は畏敬(いけい)の念を持って語るようになるだろう」と述べ、イラクで活動する兵士の貢献をたたえた。

(共同通信)

ふーん。 この映画見てたらそうは演説しなかったろうに… イーストウッド監督、映画のDVDを大統領に見せてあげてください。

2部作となっている日本サイドからみた「硫黄島からの手紙」のほうも見ないといけませんです。

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2006年11月05日

昼間は寝ていて夜起きる。

チャンピオンズリーグ見てた。 そして、今からU2の特番を見る。
深夜のテレビ、久々に面白いですわ♪

サッカーほとんど書いていないけど、今期は結構見てます。 
U2はそろそろコンサートに向けてヘビーローテーションに入りそうだわ。 

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2006年11月02日

花形歌舞伎へ行ってきた

11022006.jpg週末の始まりはエビちゃんです。 といっても海老蔵のほう… 事情も事情で、週末は都内にいないほうが多くなっているこのところですが、今回は3連休、おまけに紅葉狩りで交通渋滞はさけられないであろう目的地への道。 わざわざ地獄風呂に頭からつっこんで自業自得とわかりつつ暴れる…なんてことはしたかないので都内でまったりいたします。 

それに、今回の花形歌舞伎は観たい番組が満載。 もとい!海老蔵満載だし♪ 夜のチケットはすぐにとれたものの、昼のチケットは予定もたたず、チケット合戦にも破れてしまった…しょぼーん。 で、昼の部は今後なんとかしようと思いつつ、夜の部へ行きました。 (*あらすじ部分は新橋演舞場のサイトよりです。)

時今也桔梗旗揚(ときはいまききょうのはたあげ)

武智(明智)光秀が、主君小田春永(信長)に馬を洗う盥で酒を飲まされるところから、「馬盥」の通称でもおなじみの四世鶴屋南北作による演目です。春永は天下統一に向けて、毛利攻めのため、中国地方に赴く途中、京・本能寺に立ち寄ります。以前から光秀を疎ましく思っていた春永ですが、家臣の取り成しもあり、光秀の目通しを許します。参上した光秀に、春永は真柴久吉(秀吉)が献上した馬盥で酒を飲めと強要し、挙句の果てには久吉の配下になれと言い出す始末。光秀は屈辱に耐えながら、酒を飲み干し、宿所のある愛宕山に戻っていきます…。忍耐と執念の光秀を松緑が初役で勤め、海老蔵の春永、芝雀の皐月という好配役でご覧頂きます。

海老蔵演じる信長(春永となっとる。 以前行った文楽で知ったのだが、名前の一部をわかるくらいに変更して物語にするのだそうだ)の光秀へのそりゃ意地悪ぶりったら。 うーん、ここまでされたら本能寺焼かれちまうのも仕方がないと思わせる意地悪テンコモリのミルフィーユ仕立ての物語になっている。  長州小力の「キレてないっすよ!」的に我慢に我慢をかさね、最後の最後に花道で怒りが爆発してしまうところの演技が素晴らしかった。 松緑さんの額にでているであろう青筋、血管きれそうになるまでのキレぶりが素敵でした。

新歌舞伎十八番の内 船弁慶(ふなべんけい)

兄の頼朝に疎まれ、都を追われた義経は、九州へ落ち行く途中、摂津国大物浦に辿り着きます。義経は、ここまで帯同してきた愛妾の静御前と別れ、弁慶ら家臣と共に船出をしますが、そこへ、平家の武将・平知盛の霊が現れ、義経一行に襲いかかります…。能の『船弁慶』を題材にした「松羽目物」で、格調高く荘重な舞踊劇として有名な作品です。前半は、義経との別れを余儀なくされる静御前の哀しみを込めた舞、後半は、船出した義経一行を苦しめる平知盛の霊の迫力が大きなみどころで、ひとりで男と女、静と動を踊り分ける屈指の大曲です。昨年9月、厳島神社での公演で好評を得た菊之助が本公演では初めて挑む話題の舞台です。

本家「能」でも好きな番組です。 能からとられた演目を松羽目物(まづばめもの)と言うんだそうだ。 能舞台の鏡板(舞台正面の背景部分)に松の絵を描いてあるところから来ているそうだ。 なるほどね… こういう小知識も満載なイヤホンガイドはやっぱりためになるわなぁ。 鑑賞歴ピヨピヨな私はこういうことを知るのが楽しい。 舞台の背景画は派手派手な松の絵、その前に長唄の皆さんと音ものの皆さん。舞台下手の揚幕も上手の切戸口もあるので能チックですなあ。 お殿様仕様の能舞台と大衆文化の楽しみの歌舞伎舞台のどっちでも観劇できる今の時代に生まれて感謝だわよ。

静御前の舞と平知盛の鬼の舞、1人で舞い分ける2度美味しい楽しみもあります。 能だと静御前も亡霊になった平知盛も面をつける(のが多い)のですが、歌舞伎での、化粧でそれをどこまで近づかせるかが非常に興味深いです。 今回は席が遠かったので(おまけにオペラグラスを忘れた…ちっ)じっくり見ることができずに残念。 でも遠めからみても能面的な静御前と迫力ある鬼気のある亡霊な知盛でありました。 最後の「♪そーのーとーきー、義ぃ経、すーこーしーも、さわがず」で始まる平知盛と一戦交える弁慶と義経はかっこよいのう。

義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)

川連法眼館

『義経千本桜』の四段目の最終部分にあたることから、通称「四の切」とも呼ばれ、義太夫狂言の代表作のひとつとして、おなじみの演目です。静御前を守護して、義経のいる吉野にたどり着いた佐藤忠信ですが、もう一人、自分を名乗る武士が先に訪ねていました。不審がる静御前が問い詰めると、忠信は実は自分が狐であることを明かします。義経が静と伏見で別れた時に与えていた初音の鼓の皮がこの狐の両親のものだったのです。親を慕う狐に、義経は…。今回は、市川海老蔵が初役で狐忠信を勤めますが、市川猿之助の指導を得て、見ごたえのある一幕をご覧に入れます。

これは泣くねえ、毎回ジーンとするねぇ。 初めて義経千本桜の見たのは市川猿之助のNY公演だった。 当時はそんなに歌舞伎が見たいというよりは「ニッポン文化に触れられる! ワイヤー宙吊りでキツネの猿之助が飛ぶ♪」とそっちの興味のが多かったわけで、子狐の悲しみよりも「空飛んでるよ、すっげぃよぉ。」な感想だけだった…と思う。
その後何度となく色々な義経千本桜の四段目を見ている。 空を飛ぶのもあったし、飛ばないのもあった。いずれにしろ子狐の親への思いの場面ではジーンとする。

今回の海老蔵の鼓への愛着ぶり、喜怒哀楽の姿は若手役者ということもあってかとてもダイナミック。 独特のキツネ言葉で話すのでイントネーションが面白いのだが、笑っているその数秒後には「悲しいよねぇ、うんうん、親だもんねぇ…」と演じる姿にホロリとなれる。 クライマックスで小鼓を大切にかかえ、空高く飛んでいくところは本当に嬉しそうな小狐で、こっちも嬉しくなってきたのだった。 

いやぁ、どれもよかった番組でした。 そういや、義経千本桜は市川猿之助指導となっていたが、猿之助さんのご病状は大丈夫なのかしら。 空を飛ばなくてもいいからお元気な姿を拝見したいです。


Posted by toto at 23:48 | Comments [0] | Trackbacks [2]

2006年11月01日

3分ないが…24

24を録画してくれているUSの友人よりのメールにあったURLをクリックして…

「ぎゃーぁぁぁぁああああ! 早くみたいぃ~!」

ってことでシーズン6の予告が始まっているようです。 今回もまたまた大変そうだよジャック…。

http://www.24trailer.com/

Posted by toto at 23:28 | Comments [0] | Trackbacks [3]