2006年07月05日

闘争よりもアタシは逃走

07052006.jpg暴力が俺たちの美学!!
1979年「さらば青春の光」、
1996年「トレインスポッティング」……
そして今、ぼくたちのバイブル映画が誕生した!

こんなコピーの映画、どうでしょう? ちなみに上記2作品は公開時に見に行っております。 英国系映画は挿入曲と映像のマッチ具合がたまらなく魅力です。 といっても「さらば青春の光」は当時The PoliceのSTINGが出ているからって理由だけで見に行ったため、当時お子様だったものでよくわからんかった??って状態だったけれどさ。 

フランスvsポルトガル戦に控えての早起きのため、さっさと寝ようと思っていた日、Oちゃんが行こうよ!と誘ってくれた映画に行ってきました。 「HOOLIGANS」 ちなみにOちゃん、今回のW杯もほとんどみておらん蹴球全然わかりません!な人で、それでも私がギャーギャー毎回叫んでいるので「今日はどっちが勝ったの?」って朝っぱらにメールを送ってくるような子です。 なんで、またこの映画?  それも水曜日のレディースディは1000円とかやってない通常料金のミニシアター系ですぜ? 私すら行こうかな?と思っていても遠出するの(というほどでも普通の人ではないだろう家から40分ありゃ着く映画館だが)面倒だからDVDを待つつもりだったんですよ。

ロード・オブ・ザ・リングのイライジャ・ウッドが出演しているのだそうです。 さよか(^^;)

ストーリー

友人の罪をきせられ、ハーヴァード大学を退学処分になったジャーナリスト志望のアメリカ人青年マットは、誰ひとり頼る者もなく、傷心のまま姉の住むロンドンへ渡った。そこでイギリス人ピートと出逢い、サッカー・プレミアリーグの試合に誘われる。ピートはウェストハム・ユナイテッドのフーリガン・ファーム、GSE(グリーン・ストリート・エリート)のカリスマ・リーダーとして君臨していた。彼らには固い団結力と、国中でもっとも畏怖される集団になる、という目的があった。ピートに認められ、GSEに迎え入れられたマットは、次第に失っていた自信を取り戻し、力のみなぎるような快感に身を任せるようになる。サッカーなど全く興味がなかったマットだが、次第に危険かつ陶酔的な暴力の魅力に取り憑かれ、”フーリガン”の世界へと埋没して行くのだった。

キャスト
イライジャ・ウッド
チャーリー・ハナム
クレア・フォーラニ
レオ・グレゴリー
マーク・ウォーレン


なんなんでしょ? この情熱ってのは? もうフットボールは置いといて喧嘩上等!の世界。 といっても大半のみなさんは日常は通常の仕事をしているのに敵対チームサポへはアドレナリンの蛇口ひねってジャージャー出しっぱなし。 昔の日本のヤ○ザ映画やイタリアン・マフィアな映画に近いものがあるなあというのが感想です。組を守っての対立、むんむんな男の世界ですなあ。 女 子供はすっこんでろ!な、いやー言われなくてもすっこんでますよ!ってところです。

んー、欧州蹴球にはまったのは、サポの(この映画のサポに比べれば)ある程度のエキサイトな状態を身近に感じた機会があったからで、これぞフットボール!とこっちも血沸き肉踊るになったわけですが、やっぱりここまでくると身の危険を感じて近寄れませんな。 闘争本能よりも逃走本能が勝つよ。 英国若手俳優もみなさんいい味だしているし、イライジャ・ウッド演じるアメリカ人の青年を通しての物語はわかりやすくまとまってますが、暴力沙汰の映画が苦手な人には向かないかな。 監督が女性ってのにもびっくりしました。 監督出身のドイツではフーリガンに影響を与えるかも?って理由で公開されなかったそうです。

Posted by toto at 2006年07月05日 22:51
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