2006年07月14日
そっちのがImpossible
スパイ大作戦3を観てきました。 ってMI3ですな…
STORYイーサン・ハントの新たなミッションは、スパイを引退し教官になった彼が、自らの教え子の危機に立ち上がることから始まる。
しかし、それがイーサンの本当の仕事を知らないフィアンセの命を危険にさらし、そしてイーサン自身が、謎めいた暗号名「ラビットフット」の正体を知るかつてない強敵に阻まれ、絶体絶命のピンチに陥っていくことに結びついていく…
以下ネタバレと個人的感想のため今後見に行く人はご注意を。
まー、映画はアクション・ドカン!ドカン!なハリウッド~として見れば面白かったかな。
ただ映画=フィクションなわけだけれど、私的に気になってしまったところはあってどうもねえ。
今回トム・クルーズ演じるイーさん…(誤変換に大笑い)イーサン・ハントが暮らしているであろう場所に4年程住んでいたので、あの辺の地理に詳しかったのが災いし、邪念がどんどん入って、ちょっとなあ…だった。 以下ぼやき。
IMFってワシントンDCにあるって設定だよねぇ…彼の暮らしているであろうノーフォークからワシントンDCまで車で4時間近くかかるんですよ。 そんなホイホイとDCに移動できる場所ではござらん。それなのに、郵便物を受け取りにノーフォークの郵便局まで帰っちゃったりするの?
どうしてもっとDC近郊の街の設定にしなかったの? が最初の邪念。 しかし、これには「ああ、ここをアクションシーンとして使いたかったのね。」と納得する場面がでてくる。 それがチェサピーク・ベイ・ブリッジになるのだが…しかーし、囚われた敵の奪回で襲われるアクションシーン満載のチェサピーク・ベイ・ブリッジの橋(と途中はトンネル)通ってはワシントンDCには帰りませんって! ノーフォークには軍施設が沢山あるから敵を海外で捕らえて軍の基地内の飛行場に降りたとしよう、しかし、ノーフォークからヴァージニアビーチ入ってあれ使って北上するとDC越えちゃって、おまけに信号ありの国道に入るから戻るのに時間がかかるのよ。 もっと北上、たとえばNYに行くなら利用するけれど、DCに行くんだったら通常のハイウェイ使うって! とか邪念が入って入ってしょうもなかった。 まあ、それを言い出したらベルリンへ一日で帰ってこれるのか?とか、なんで上海なのか?とか、バチカンにする意味あった? とか、いろいろ出てくるのだけれどさ。 ストーリー的にもちょっとねぇだったし。 前2作のが俄然よかったな。
今回はアクションだけが売りで作っちゃいました!、のあまり奥深くない映画だった。 期待するのが悪いかな?…
でも、ディヴィアン役のフィリップ・シーモア・ホフマンの「敵ぶり」は素敵でした。 悪役はゾクゾクするような人ってのがよろしい。
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