2006年02月15日
オリンピック開会式
ニッポン今回じらされるなあ…
忙しさも終わったのでそろそろテレビを買いに行くですよ私は。
ということで、テレビはあいかわらず買いにいっていないものの、最近新しくしたPCがテレビが見られるタイプだったので無事にオリンピックの開会式を見ることができた。 今回はねえ、イタリアだし、式典ディレクターの一人が毎回感動しちゃうリック・バーチ氏だしで絶対に見たかった。寝過ごすと悲しいので開会式の時間まで起きて朝っぱら歓喜していて、その夜の再放送もしっかりと見た。
だって、朝の生放送で聖火点灯のあとのパバロッティの歌で涙していたのに歌の途中で中継が終わって「おはよう日本」になったあの時の虚脱感、もうそりゃ今日一日力が抜けちゃうくらいのがっかりものでしたから! 再放送にてパバロッティの「Nussaun Dorma」(オペラ「トゥーランドット・誰も寝てはならぬ」もフルコーラス聞けたのでやっと感想を書く気になれたわー。
結果から言うと、ここ何度かの夏季・冬季オリンピックの中では一番びっくりして、豪華で、感動して、アタシ好みだった。
トリノといえばサッカー! トリノといえばユベントス! ユベントスといえばBAGGIO!プラティニ!、スキラッチ!…歴代ユベントスの10番の皆様、みんな出て来い!(ってそれじゃW杯になってしまう…) でも現10番のデル・ピエロが聖火ランナーしていたのでやっぱりユベントス!なトリノでのオリンピック。そのユベのホーム・スタジアムをあそこまで改造しての開会式。選手の着席していたエリアが楕円形で、縞模様に見えて「なんかユベのクラブ・ロゴにも見えない?」とか思ってた。 いや、ホント見えるんだって。
開会式を見ていて「えー、どうしてこうなのよ!」とか勝手に思う私の小さな不満が後から全部希望通りになったのが楽しかった。 例えば、選手入場の曲が懐かしのディスコティックな曲には「イタリアなのにぃ?なぜにアメリカ・アメリカなディスコ~? 」(アナウンサー曰く世界中の人が知っている曲を使用したとのこと)とぼやいていればイタリア選手入場の時はちゃんと母国の歌手、ジョバノッティの曲を使用してたし(観客のイタリア人が一緒に歌っているところなぞますます嬉しいじゃあないか!)、「なーんか、もう少しお耽美時代のイタリアが欲しいわねえ」と思っていたら、しっかりO' sole mio やFuniculi, funicula の曲が入ってたり、演出もネッサンスやバロックの美術も入っているし、それでいてフェラーリまででちゃうし。いやあ、楽しいわぁ~と思っていたところでビックリの聖火点灯!興奮した状態でパバロッティ登場で「誰も寝てはならぬ」歌われちゃったら涙よ涙!
オノ・ヨーコさん登場後にピーター・ガブリエルが「イマジン」歌ったときは誰だかわからなかった。 アナウンサーが紹介して後ですら「本当に君はあのピーター・ガブリエルなのか!」と何度も何度も思ったよ。 アルマーニのデザインした衣装も素敵だし(あのプラカード持ってた女性の「アルプスのスカート」いいなあ、欲しいかもなあ(爆)
がっつりと私の心をつかんだ開会式だったのでした。
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