2006年02月03日
ダニエルの聖書
1月23日にアメリカで放映されている連続ドラマのことで、
>おまけに今回は他のTVシリーズも結構頼んでおり、東海岸に足をむけて寝られない状態だったりするのだが、「あっちはたぶん打ち切りかもよー」なドラマらしい。 それでもいいんだよ、俳優が好きで観賞用なんだから(笑)
と書いた。そして…
しっかり打ち切られたそうだよ、_| ̄|○ それも、たった3話だけで(涙)
「えーっ? じゃあ脚本変えて旨いこと最終回に持ち込んだわけ?」と聞くと、録画を頼んでいる友人は、
「そんな親切はアメリカはしないの忘れたわけ? ばっさり!よ、ばっさり!」だそうで。
ああ、民主主義、視聴率が悪かろうが、楽しみにしていた人はいただろうに多数決とは恐ろしい。 ブルブル…というか、内容が過激すぎではあったようだ。
私が好きだという主人公(Aidan Quinn)は牧師役なのに「ヤク中」、その嫁は「アル中」、息子(23歳)は同性愛者、娘(16歳)は警察のお世話になったりもしているドラック・ディーラー、養子の息子(16歳)には隠し子が発覚。 うむむむ… 一般家庭でもこんなに話題満載な家庭もないでしょ? なのに、なんたって主人公は牧師、すごい設定だわなあ。中でも白い服着たロン毛の幻、誰が見てもジーザスが神父と話すシーンは憤慨ものだったらしい。 ドラマを見なくとも、ここだけ聞いているだけで「あーあ、あの団体がおでこに青筋たてて怒っているだろうなあ。」とか想像がつくわ。
輸入再開するけれど、特定禁止部位、特に脊髄入りの牛肉は日本じゃ駄目ですよ!といわれても輸出しちゃうようなウッカリさん☆なアメリカの人たちでも、シンプル・イズ・ベストすぎで単純だし一番じゃないと気がすまないと言われるアメリカな人たち(注:そんなところも個人的には好んで理解している…こう、「しゃーないなぁ」と苦笑いしちゃう程度に…)宗教、信仰は敬虔な方が多いわけですやね。
まだ一話から見ているわけではないけれど、ネットでニュースを読んでいる限りじゃ、信仰心がそんなにない(例:毎週日曜日には行かないけれど、感謝祭とクリスマスだけは教会には行っとかないと気分的にもなんだかムズムズする…あたりの方、私の友人は圧倒的にこのタイプ)でもあまり気分がよろしくないドラマだったようだ。
クリスチャンだけではなく、アメリカ人だけではなく、いつでも宗教がからむと問題って大きくなるのよね…
「所詮ドラマだよ、ド・ラ・マ♪。」 って思えないあたりがそれだけ複雑だと思ってしまう。 これ以上は書かないけれどね、「宗教と政治とシモの話はしてはいけません騒動のもとになるだけです。」って言ったのだけだっけ? ビクトリア時代あたりの格言だったと思うよ。
でも、そんな打ち切りの恩恵(?)を受けて、未放送分はネット配信されている。 時間がないといいつつ、夜中に思わず見入ってしまうのだった。 内容がどうだろうが、アタシは20年来この役者が好きなのよ~♪ Aidan Quinnの選択するドラマや映画って社会的問題に問いかける役が多いです。
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