◇読谷やちむん村・万座毛◇

那覇から北上していくと建物が南国独自の建築が増えていく。 屋根瓦も白い壁も南国〜。 読谷にある「やちむんの里」へも行ってみた。 やちむん=焼物だそうよ。 焼物の里によくあるような大きな「即売所」は国道沿いに面していたので、窯のある場所へは小さな道路標識をたよりに到着した。 登り窯で黙々と作業をする方たちは想像していたよりも若い方が多い。 焼物職人さんを目指す方が本州から見学にやってきてそのまま居ついてしまう人も多いとのだそうだ。 そりゃ居つきたくもなる気候と環境だわなー。 でもこの暑い気候での窯の作業はますます暑かろう、とも思う。 
隣接の直売店にてお猪口数個とお茶碗を買う。 素朴で手の中にほっくりと納まる小さなお茶碗はご飯だけではなく汁物や煮物を入れても便利そうだし、また食卓にならべると手抜きな料理も美味しそうに見えてくるってもんですぜ。 

磁器は繊細で磁器のよさがあるし、耐熱食器だって現代の生活には便利だ。 でも食器洗い機や電子レンジを使用したらすぐにヒビが入るであろうこういう食器も昔ながらの味わいがあってついつい買ってしまうのだった。 


読谷から海岸沿いに恩納村(おんなそん)の万座毛まで北上していく。 道路沿いにある家々のブロック塀の上にいる魔よけのシーサーも各家庭で顔が違うし、大きさも様々で、そんな家を見ながらの運転も楽しい。 
沢山のシーサーたちを見ていると余計なアドレナリンが分泌し、実家のブロック塀の上にもシーサー着けちゃおうか?とか想像したりする。 旅先での開放感が起こさせるマジックなのか、その土地のものが妙に欲しくなったりする場合が多々ある。  しかし、旅先でみたインテリアや小物って買ってきたものの、必ずしも自分の家には似合わない、というのも過去に経験ずみだから思うだけにしておくことにした。 
しかし、そんな私のマンションの玄関の下駄箱の上には西洋の魔よけである「ガーゴイル」が鎮座していたりするわけで、沖縄から戻ってきてから、和洋折衷でガーゴイルの隣にシーサーが鎮座してもよかったかもなあ、とか思ったりもしたのだった。





根上がりしている樹木が沢山あって夜に訪れたら怖そうだよ。 そのまま歩いてくる錯覚してしまいそうだよ。

今度沖縄に行くとこがあったらこの辺に泊まりたいと思わせるくらいの青い海を広い空の万座毛。 駐車場に隣接されているお土産屋さんがとても昔懐かしい気分にさせてくれる。 あまり買おうと思う品はないが(お店の方々すみません)、ご当地ものから、子供が立ち寄ったら「買って〜、これ買って〜」とダダをこねて座りこむようなオモチャなどが所狭しと、そして雑然に並んでいる。 
こういう木も夜中に伸びてきて体に巻きつかれそうです。 南国の植物って映画とかにでてくるシーンを思い出す。