part2

■まだまだ温泉
旅館での朝食の前にまた温泉に入った。 この旅行前ずっと風邪をこじらせていたのだが、温泉は湯冷めしないとの話をよく聞いていたが本当だった。 昨日は途中汗を沢山かいて浴衣を着替えはしたが、ぐっすり眠れた♪ 朝起きたらすっかり風邪も治ったみたい。

■お約束なお土産屋さん
2日目は半日観光のバスに乗ることにしていた。 個人旅行者を旅館まで迎えにきてくれ大型バスで他のお客さんと一緒に観光をする。  観光バスって楽なんだけど必ずお土産屋さんに寄るのよね。 まあ観光業界をよーく知っている私達3人組としてはそれには寛大な理解を示せるのだ。 で・も・ね、「連れていくなら中途半端なところに連れていくな〜!」って思ってしまうのよね。行った先は九谷焼の工房と聞いていて絵付けとか釜とかがみれるのだと楽しみにしていたのだ。それなのに連れていかれた先は薄暗いプレハブ倉庫のような、そして大型バス目当ての駐車場ばかり大きな建物。 嫌〜な予感がしたが中に入って的中(−−;)  製造の過程なぞほとんど説明もなく、釜すらみられずで、「これじゃただの土産屋じゃん!」という場所だった。 おまけに置いてある焼き物もあまりいい品質とは思えず、ホコリがかぶっている始末。 さっさとお店を出て駐車場で缶コーヒーを飲んでいたが、他のお客さんもほとんどお買い物はしなかった模様。 バスが出発の時間まで皆さん暇を持て余し気味でした。 
「これなら昨日のW杯オフィシャル皿の方がずっとクオリティいいよねえ」といったら「ほーら!やっぱり買いたかったんでしょう!」と2人にいわれたが、そういう事でもないのよ。 

■東尋坊
気を取り直してバスに乗り、次の観光地、福井県三国町の東尋坊へとバスは出発。 実のところ私達3人はそれがどういう観光地なのかを知らなかったのさ。 どうやら海食によって作られた奇岩群のある場所らしい。 フィヨルドってのかね? 
到着してその景色のすばらしさに感動。 長年の自然によって削りとられた岩肌がずっと先まで続いている、そして日本海の青さと岩にぶつかる荒波! 断崖絶壁に立つと大自然のすごさを感じられる。 
M子は高所恐怖症なので、「そんなところまで行ったら危ないっすよお」と言って遠くから見ているが、O嬢と私はお構いなしにどんどん岩肌を進んで行く。 それに日本海をみるのは始めてなんだよね私。 
バスの集合時間まで随分あったので、あっちへ行ったりこっちへ行ったりして自然の作った不思議な奇岩を満喫していたら、M子の姿が見えなくなった。 ま、集合場所で会えるし携帯電話もあるからとそのままお土産屋さんをぶらつきながら集合場所へ戻る途中、ウニを立って食べているM子発見。 「ウニ好きなんよ♪」と満足そうな笑顔で食べている。 そりゃよかったねえ(爆)

■永平寺
昨日からの寺周りフィナーレはやはりここでしょう! 寛元2年(もちろん和暦はわからんです、1244年だそうです)に開創された座禅修行道場の永平寺にやってきました。 いつの日が行ってみたいと思っていたのだ永平寺。 高校時代に同級生の何人かが退学寸前までの校則違反をした時、停学中(しかし全寮制のため家には帰らず)にここの体験修行にやってきたことがあって話には修行の厳しさを聞いていたからだ。(ちなみにその高校は無宗教なのだったが、禅をはじめキリスト教他何種類かの宗教の特別講座があったりしたのでした。) 禅寺の出家道場なので、修行中のお坊さんの邪魔にならないように見学させていただく。 10万坪とかの境内、広いよ、観光用の矢印がついてなけりゃすぐに迷うだろう。 数百人くらいのお坊さんが修行しているのだろうか、こんなに広い境内で、こんなにもお坊さんがいるとは思っていなかったので驚いた。  
ここでひとつ疑問。 まわりは杉の木、それも樹齢数百年はあるだろう大木だ。  お坊さんは花粉症になったらどうするのかな? また眼鏡をかけている方が多いがコンタクトレンズは禁止なのかね? コンタクトレンズなんて入れている時間も修行中だからないのだろうと少しは想像ができるが、杉花粉はちょっと気になるなあ。。。  邪道で煩悩の塊はろくでもない疑問を持つのです。 「渇〜っ!」

■金沢あげいん

半日観光も終了し、金沢駅前で観光バスは解散。 そこからまた川沿いにある古い街並みを見学に行くことにした。 歩いている途中、お漬物屋さんをみつけて中に入ってみる。 旧家屋の建物で営業されている漬物屋さん、店先に貼ってある手書きの「手作り金山寺味噌」の張り紙につられたのと、その古い家屋の中が見てみたいというのもあった。 重いガラスの引き戸を開けて薄暗い店内へと入る。 日本家屋のひんやりとした空気が気持ちいい。 お漬物や梅干を買って店のご主人にお茶を出していただいたのでしばし雑談。
「これからの季節は涼しくていいですねえ」というとオジサンは「でも冬は大変だよ」と笑ってた。 

■兼六園
日本三名園のひとつの兼六園。 小さい頃、茨城にある偕楽園は私とM子は遠足のコースとして、そしてO嬢は小さい頃岡山にいたので後楽園は遠足コースで行った事があるのだが3人とも兼六園は始めて。 3人あわせてやっと日本三名園制覇ねえ〜♪。 見事な手入れの松や面白い形の灯篭など、日本庭園に知識全くなしの私達でもしっかりと日本美を満喫。 兼六園の向かい側の金沢城跡公園では大河ドラマの「利家とまつ」のテーマパークとなっている加賀百万石博を開催中だったよ。 3人とも大河ドラマを見ていなかったのでこちらはパスしました。 そろそろ時間もなくなってきたことだしね。

■え、今晩帰るの?
兼六園を出てから、帰りの新幹線の時間まで微妙な空き時間ができた。 この2日間歩きまわったので見たい、行きたい欲求については満喫したし、お土産にする日本海の海産物は最後に駅ビルで買えるとチェックずみだし。 
そろそろ小腹は空いてるしねえ。。。ということで、ガイドブックをみて決めたお寿司屋さんにいくことにした。 タクシーに乗ってそのお寿司屋さんの名前を告げる、途中運転手さんに「何日くらいの観光ですか?」と聞かれ「今日の新幹線で帰るんですよ」と言うと、「今行こうとしているお寿司屋さんは、遠いよ!電車に間に合わないよ。」とびっくりされる。。 どうもガイドブックにある地図の番号とお寿司屋さんの解説文を見間違っていたようだ。 急遽、運転手さんのお勧めのお寿司屋さんに行き先を変更していただく。 ははは、今回はあやうく全員乗り遅れるところでした。 地元の運転手さんのお勧めとあって新鮮で美味しいお寿司を食べることができた。 ついでに牡蠣もお願いする。 大きいのでびっくり♪そして旨い〜っ!

■おしまい
お寿司屋さんから駅へ小走りし、駅ビルで干物他の日本海の海産物をしこたま買いこみ、宅急便にしてもらう。 宅急便の配達日程に多少のズレがでるという、サッカーW杯で交通機関にも影響がでるかもとのことだ。 全然平気ですよ、W杯関連なら何があっても文句はいいませんよ、これがサミットとかでの影響だったりしたら別ですけど〜(をい!)
なんとか楽しい旅も終わりになりました。 O嬢がもうすぐアメリカに戻ってしまうので、O嬢、M子、私の3人で旅行をするのは
しばらくはないだろうけど、また機会があれば日本満喫の旅第3段をしたいと思っているのです。


恒例、momoさんとの2ショット


東尋坊、眺め最高です。


下は絶壁


さすがに永平寺境内ではバッグの中にいましたぜ。


永平寺内、この巨大すりこ木はもともと仏殿の改築に使っていた地付き棒を残したんだそうです。


こういう家に住んでみたいよ。

兼六園、二股の足のことじ灯篭


兼六園広くてへろへろぎみ。


お寿司も新鮮、牡蠣も大きい〜